リンパマッサージ後に下痢っぽくなるのは何故?
リンパマッサージの注意点は?
注意点を知ってリンパマッサージを活用しよう!
むくみや首肩こり、冷え、腰痛などの不調や、くすみやクマ、ダイエットなどの美容面まで、様々な不調やお悩みの改善に効果的なリンパマッサージ。
体を改善したい方は、サロンでプロの施術を受けたり、セルフケアを行うなどしてリンパマッサージを受けることができます。
この記事では、リンパマッサージの効果をより高めたり、安心して受けて頂くために 知っておいて頂きたい注意点についてお伝えしていきます。
リンパマッサージの禁忌症
美容と健康にとても効果的なリンパマッサージ ですが、 体の状態によっては施術を控えた方がいい場合もあります。以下のような場合は禁忌症で基本的にリンパマッサージの適応外になります。
マッサージの禁忌症
- 急性症 急性熱性病、急性伝染病など
- 悪性腫瘍 癌、肉腫など
- 急性炎症 腹膜炎、虫垂炎など
- 急性中毒 蛇毒、昆虫毒など
- 出血性疾患 吐血、喀血、脳出血直後など
- 外傷 創傷部、骨折、脱臼直後
- 重症の内臓疾患 心臓弁膜症、腎炎など
- 血管病 動脈瘤、高度動脈硬化症
- 潰瘍性疾患 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
- 結核 肺結核、脊椎カリエス
- その他 梅毒、淋病、化膿性疾患
この他に以下の場合も注意が必要です。
・疲れがひどい、病気やケガがある、体調の悪い時は行わず安静に。
- 妊娠の可能性がある、または妊娠初期は無理に行わず、医師や専門家に相談をしましょう。
- 食後2時間、飲酒後は控える。
- 皮膚に傷や湿疹がある場合には、その場所を避けるか、行わない。
体の状態によってはドクターや専門士と相談の上、施術内容により受けることが可能な場合もありますが、自己判断せず相談してから施術を受けましょう。
リンパマッサージを受ける時の注意点
辛い症状を改善したい、美容面のトラブルが気になる、体質改善をしたいなど、リンパマッサージには様々な効果があるので、受けてみたいと思う目的は、人それぞれだと思います。
- サロン
リンパマッサージを行なっているサロンやお店によって、どのような人に、どのような目的で施術を提供するのかは、それぞれ違います。キレイを磨くための美容的なものなのか、辛い症状を改善するための治療的なものなのか、リラックスや癒しのためのリラクゼーション的なものなのか、色々な要望に対応するコースを行うところもあります。
各サロンやお店によりある程度マニュアル化されていることもありますが、個人サロンや担当した施術者によって、やり方が異る場合もあります。 - 資格
基本的に「マッサージ」は、国家資格が必要な施術です。民間で行う「リンパマッサージ」には公的な資格がなく、法的には、エステやリラクゼーションの一貫として行っているサロンも数多くありますので、特に治療目的の場合は、資格についても確認してみましょう。 - 施術者
また、施術を受ける場合は、どんな施術者なのかも重要ポイント。
技術力だけではなく、スタッフの人柄も効果に大きく影響します。話やすさや、丁寧さ、仕事に対する情熱なども含めて、自分に合った施術を行なってくれるのかは大切なポイントです。 - 技術力
リンパマッサージの強さが痛い場合は我慢せず、施術者に伝えましょう。基本的にリンパマッサージは痛くなく効果を出すことが可能です。コンディションによっては、痛みを感じることももちろんあるのですが、痛みがあった場合は、無理せず、施術者に伝えましょう。痛くて我慢していると、筋肉もより緊張してかえって、逆効果になる場合もあります。
安心して自分に合ったリンパマッサージを受けるために、サロンや施術者は大切な要素です。
リンパマッサージを自分で行う時の注意点
リンパマッサージは注意点とコツを意識して行えば、安全に、効果的なセルフケアができます。
自分でリンパマッサージを行う場合は、以下のポイントを守って行いましょう。
マッサージを行う前に
- 手指は必ず手洗いをしっかりして、衛生的にきれいな状態にして行う。
- 手指に怪我や、ささくれなどの傷がある場合は、注意する。
- 爪はできるだけ短く切ってから行う。
- 体が温まっている時に行うと効果的。
マッサージを行う時
- 手の力を抜くこと。
- 手を皮膚にしっかりと密着させること。
- 手が冷えている場合は温めてから行うこと。
- 肩の力を抜く。
- 姿勢(背中)をまっすぐにする。
- 視線はできるだけ前を見て、手元を見過ぎない。
- 気持ちの良い強さで行う。
- 手だけで行わず、上半身や体重を使って行う。
- 自分の肌質に合ったオイルやジェルを使うとより効果的。
- マッサージは一度にまとめてたくさん行うよりも、できれば毎日1日1回を目安に。
- マッサージは心臓から遠い足や手など体の末端部分から行う。
マッサージの後
- リンパマッサージで、体に異常や違和感を感じたら、直ちにマッサージをやめて専門家に相談を。
- リンパマッサージのあとは、十分な水分を摂る。
- 時間がある時は、全身マッサージに部分的なマッサージを加えるとさらに効果がアップ!全身のバランスを整えることで、部分的な症状へも効果がアップ。
- 毎日少しの時間でも続けること。
首こりが気になる人は半健康症候群かも
首こりが慢性的で気になる人は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
リンパマッサージで嬉しい変化が起きる!
リンパマッサージの注意点については、いかがでしたか?
これらの注意点を守ってリンパマッサージ を日々のケアとして活用して頂くことで、副作用の心配もなく、着実に体の変化は訪れるでしょう。
特に全身に行うリンパマッサージは、体の自然治癒力が高まり、排泄力の促進や疲労の回復、免疫力の強化など、体全体の力が高まります。それにより、不調の改善だけではなく、ボディラインがすっきりして、肌の色艶が良く、より美しい外見に変化することも可能です。
そして体が変わる時、気持ちも明るく安定して、人生の流れが変わる人も少なくありません。
安全で心地よいリンパマッサージのケアで、さらに素敵な毎日をお過ごしください。
(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。