リンパマッサージ後に下痢っぽくなるのは何故?
【プロ監修】正しいリンパマッサージのやり方をプロが徹底解説
リンパマッサージのやり方にはコツがあります。
リンパマッサージは、自分の手で行うことができる方法です。特にセルフケアは、自分で自分の体を行うことができるので、強さや時間、部位なども調整できます。ただし間違った方法で行ってしまうと、なかなか効果を感じづらいこともあります。
今回は、自分で行うリンパマッサージの正しいやり方を知って頂き、効果を高めるための基本のポイントをご紹介していきます。
それぞれの症状やお悩み別のマッサージを行う前に、この記事のポイントを忘れずに活かして頂くことで、思った以上の効果を得ることができるでしょう。
リンパマッサージを始める前に知っておきたいこと
リンパマッサージは続けることで体の内側から健康になり、その人が本来持っている美しさを引き出します。そのためにも、正しい知識やマッサージのやり方を身につけていきましょう。効果を高めるマッサージのやり方の前に、知っておいて欲しいことがあります。
それは、マッサージを始める前の注意点とコツです。
知らないままに我流でマッサージを行ってみても効果があまりみられなかったり、体の状態によっては、マッサージの適応でない場合もあります。
- マッサージを行う部位や手は清潔にしてから始める
- 食後2時間以内や飲酒後は避ける
- 皮膚のトラブルや怪我がある時はその場所を避けるか控える
- 重症疾患や発熱時、過度に疲れている時は控える
- 妊娠初期は控える
- 症状がひどい時やマッサージをしても効果がない時は専門家に相談する
以上の注意点は必ず、守ってマッサージをはじめてください。
リンパマッサージのやり方の基本は、「姿勢」と、「手の使い方」
マッサージを行う時、どうしても手の形や、どこをどんな風にするのかなど、手元に注目してしまいがちですが、実はもっと大切なことがあります。マッサージは手だけで行うのではなく、体全体を使って行います。
手だけで行うマッサージと、手と全身が連動したマッサージでは、受けた感じやマッサージの効果も全く違ってきます。
マッサージ初心者の方は慣れていないため、どうしても手だけで行ってしまいがちで、すぐに疲れてしまいます。ではどうしたら、疲れずにマッサージを行うことができるのでしょうか。
まずは基本中の基本ですが、ポイントが2つあります。それは、「 姿勢」と「 手の使い方」にあります。
それではそれぞれのポイントについて見ていきましょう。
ポイント1 姿勢
ポイントの1番目は「姿勢」です。マッサージを行う時の姿勢はとても大切です。どんなスポーツでもダンスでも姿勢は大切なことが多いですよね。
マッサージも例外ではなく、正しい姿勢で行うことがとても大切になります。マッサージに慣れない時はどうしても悪い姿勢になりがちです。視線が手元に集中しすぎて、背中が丸くなっていたり、首も下ばかり向いていることもあります。悪い姿勢で行うことで、体に負担がかかり、余計に凝ってしまったり、短時間でも疲れて継続できずに、三日坊主になった・・・なんてことも。
正しい姿勢で行うことで、余計な疲れもなく楽に、さらに効果的に行うことができるようになります。
正しい姿勢
- 肩の力を抜く
- 姿勢(背中)をまっすぐにする
- 視線はできるだけ前を見て、手元を見過ぎない
- 手だけで行わず、上半身や体重を使って行う
間違った姿勢
- 背中を丸めてしまう
- 腕だけを動かす
- 目線がマッサージを行う手元を見てしまう
ポイント2 手の使い方
2番目は、「手の使い方」です。マッサージの原点は「手当て」とも言われています。手の役割としては、マッサージを行うことと共に、「体の状態を知る」という役割もあります。マッサージを行う部分が、硬かったり、冷えているなど、体の情報を捉えることができます。
マッサージを行う時も、体の状態を観る時も手の使い方は大切になります。手が冷えている場合は、温めてから行うと、体のどの部分が冷えているのか分かりやすくなります。
また、肩だけではなく、手の指や手首、肘なども余分な力は抜いてみましょう。余分な力が入ってしまうと、手が硬くなり皮膚への密着が減ると、マッサージの効果も低下します。
たとえば手のひらで行う場合は、手のひらの力を抜き、指先や手のひらの手首に近い部分までしっかりと皮膚に密着させて行うようにしましょう。
手首や肘に力が入っていると動きが硬くなり、スムーズなマッサージができなくなります。関節はできるだけ、なめらかに動かせるように、余分な力は抜きましょう。
正しい手の使い方
- 手の力を抜くこと
- 手を皮膚にしっかりと密着させること
- 手が冷えている場合は温めてから行うこと
間違った手の使い方
- 指先に力が入り過ぎている
- 手のひらが密着していない
- 腕全体に力が入り過ぎている
「姿勢」と「手の使い方」の2つのポイントを意識して行うことで、さらに効果的マッサージを行いやすくなります。
さらにリンパマッサージの効果を高めるやり方
ここでは、さらにマッサージの効果を高めるためのポイントをいくつかご紹介していきます。
このポイントも取り入れることで、さらに効果がアップします。
- 体が温まっている時に行う
バスタイムやリラックスタイムに行うとより血液やリンパの流れも促進されて、ますます効果がアップ!とくに体が冷えている時は、なるべく体を温めてからはじめると、体が巡り始めるのも早くなります。 - マッサージは体重を使って行う
どのテクニックも「気持ち良い」程度の強さで行うのが基本です。マッサージはその人にとって痛くなく、気持ちの良い強さで行うのが適切です。
そのためにも、腕力で行わず体重を使って行うのが大切。特に「押す」などのテクニックは、手の力で行わず手に体重を乗せるようにして押し、心地よい強さで行いましょう。 - オイルやジェルなど、自分に合ったものを使う
マッサージを行う時に手をすべりやすくし、皮膚への摩擦の負担を減らすために、自分の肌質に合ったオイルやジェルを使いましょう。自然なオイルに好みのアロマオイルをプラスするのもおすすめです。 - できれば全身のマッサージに症状別のマッサージを加える
時間がある時は、全身マッサージに部分的なマッサージを加えるとさらに効果がアップ!全身のバランスを整えることで、部分的な症状へも効果がアップ。 - 毎日少しの時間でも続けること
一度にまとめてたくさん行うよりも、できれば毎日1日1回を目安に行いましょう。毎日こまめに行うのがおすすめです。毎日の体の変化を楽しみながら続けることで、体の不調にも早めに気付くことができます。 - マッサージは心臓から遠い末端部分から行う
心臓に近い体の中心部より、まずは足や手など体の末端から始めましょう。末端部分から各リンパ節に向かって行うことで、リンパの流れがさらに促されます。 - マッサージ中や終わった後は水分補給を忘れずに
リンパマッサージを行うと、水分代謝がよくなります。体から不要物を排泄しやすくするために、しっかりと水分補給は忘れずに行いましょう。500ml程度の常温の水がおすすめです。水が苦手な人は、ノンカフェインのハーブティーもおすすめです。
リンパマッサージは笑顔で行いましょう。
ここまで効果を高めるためのリンパマッサージのやり方の基本をご紹介してきました。
正しい知識と体に合った適切なやり方をマスターするのはとても大切なのですが、最後にとても大切なことがあります。
それは、マッサージの原点は手当てであること。そして 手当てのベースは、愛情であるということです。
セルフケアを行う際は、毎日の自分の体へのご褒美という感覚で、笑顔で楽しみながら行ってみましょう。毎日共に過ごしてくれている体に、感謝と愛情を込めて、心地よさを感じてみましょう。
また、家族や大切な人に行う時も、感謝と愛情を込めて行うこと。リンパマッサージを行う時の気持ちの在り方で、癒し効果も高まります。自分にも、大切な人にも愛情を注ぐことで、思った以上の効果に嬉しい驚きが訪れますように。
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この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。
銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
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(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。