脚やせマッサージのやり方|原因別・部位別の手順を専門家が解説
リンパマッサージを自分で行うとき、どこから手をつければいいのか迷う方は多いのではないでしょうか。
体の末端から中心に向かって進めていくと、リンパの流れに沿った動きになります。
ここでは、リンパの仕組みを踏まえながら、効果的な順番についてお伝えします。

先に結論をお伝えします。手先や足先といった体の末端から始めて、少しずつ体の中心に向かって動かしていく順番がおすすめです。
リンパは、体にたまった老廃物や余分な水分を運び、巡らせる働きを担っています。
この流れに沿って手を動かすことで、リンパ本来の流れを促しやすくなると考えられています。

リンパは、血液の流れと関わりの深い体液です。リンパ管という細い管を通って全身を巡り、老廃物を運んだり、免疫にかかわる細胞を運んだりする役割を担っています。
途中にあるリンパ節は、リンパの通り道にいくつもあり、老廃物や不要なものをこし取る働きをしていると言われています。
リンパは、体の末端から中心に向かって一方向に流れ、最終的には鎖骨の下あたりにある太い血管に合流します。
太いリンパ管には逆流を防ぐ弁がついていますが、心臓のように血液を送り出す器官はありません。
そのため、リンパの流れは血液に比べるとゆっくりで、筋肉を動かすことによって流れが助けられると考えられています。

足先や手先は心臓から距離があるため、血行が滞りやすい部分です。
体の末端からマッサージを始めることで、リンパの流れに沿って手を動かすことになり、巡りを整えやすくなると考えられています。
反対に、体の中心から末端に向かって進めると、リンパの流れとは逆方向に手を動かすことになります。
流れの通り道がふさがったままの状態で末端を押しても、老廃物の行き場がなく、うまく流れにくいと考えられています。
サロンでの施術では、まず中心に近いリンパ節まわりを軽くほぐしてから末端に向かうやり方もありますが、自宅で行う場合は、末端から中心へという順番を意識するだけでも十分です。

まず、体を温めます
お風呂上がりの、体が温まってリラックスしているタイミングがおすすめです。体温が上がると血行がよくなり、リンパの流れも促されやすくなると言われています。
皮膚の表面を、優しくマッサージします
オイルを塗ってから、心臓より遠い部分から中心に向かって手を動かしていきます。足から始めるとよいでしょう。手のひら全体を使い、皮膚の表面を優しくなでていきます。
少し圧をかけて、マッサージします
皮膚が温まってきたら、少し圧をかけていきます。痛気持ちいいと感じる程度の強さで、押したり揉んだりします。手のひらや指を使い分けながら、リンパ節がある部分に合わせて、圧のかけ方を変えていきます。
最後に、仕上げを行います
マッサージした部分を、軽くリズミカルに叩いたり、さすったりします。仕上げに、オイルをホットタオルで拭き取るか、シャワーで流します。
ここでご紹介したのは、全身に共通するおおまかな順番です。顔や首、脚など部位ごとの具体的な手の動かし方が気になる方は、リンパマッサージの正しいやり方もあわせてご覧ください。

リンパマッサージを行う際は、いくつか気をつけたい点があります。食事の直後は避け、少し時間を置いてから行うようにしましょう。マッサージの前後には、水分を摂っておくと安心です。
圧をかける際は、痛みを感じるほど強く押さないようにしてください。力を入れすぎると、内出血のような跡が残ってしまうことがあります。痛気持ちいいと感じる程度を目安にするとよいでしょう。
皮膚に傷や炎症がある部分、体調がすぐれないときは、無理に行わないでください。妊娠中の方や、持病があり治療を受けている方は、自己判断で行わず、事前に医師に相談することをおすすめします。

正しい順番でマッサージを行うと、リンパの流れを促しやすくなると考えられています。
ただし、体の状態や体調によって、合う方法は人それぞれ異なります。
ご自身で行ってみて流れを感じにくいときは、経絡リンパマッサージのようなプロの手技を受けてみるのも一つの方法です。
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事 東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。