コラム

【プロ監修】リンパマッサージにおすすめのオイル4選

目次

リンパマッサージにはオイルを使うのがおすすめ

リンパマッサージに使うオイル

リンパマッサージを行う時には、滑りを良くするためにも、オイルを使うのがおすすめです。オイルにも鉱物系から、植物系まで、さまざまなオイルがあります。

今回のコラムでは、リンパマッサージを行う時におすすめのオイルをご紹介します。

マッサージオイルの効果について

  • 緩衝材としての役割
    マッサージは皮膚直接に行いますので、どうしても皮膚に摩擦刺激を与えてしまいます。
    お肌が弱く、すぐに赤くなってしまう人もいると思いますが、オイルを使う事で皮膚の摩擦刺激を軽減することができます。
  • マッサージの圧の方向を調節できる
    マッサージオイルを使う事で、手を肌に密着させ、進行方向に圧をかけることができます。これはリンパを流す効率を考えると、とても大切なことです。
  • 保湿をすることができる
    オイルをつかうことで、うるおいを保つことができます。

おすすめのマッサージオイル4選

スクワランオイル 

スクワランオイル

スクワランとは、深海鮫の肝臓から抽出した動物性オイルです。

また、哺乳類や植物などに含まれているスクワレンという成分に水素添加を行い、安定性を高めた成分でもあります。酸化しにくいのが特徴です。

最近では、植物性スクワラン(オリーブオイル、コメヌカオイル、コムギ胚芽オイル、ゴマオイルなどを水素添加させたもの)、シュガースクワラン(サトウキビ糖液の発酵により得られるファルネセンを二量化させた後に水素添加させたもの)、合成スクワラン(イソプレンを出発原料として得られるもの)なども増えています。 

成分の構造が人の皮脂と非常に近いといわれ、皮膚刺激やアレルギー性が低いというデータもあります。

スクワランは肌のうるおいを守る保湿効果をはじめ、肌をやわらかく保つエモリエント効果、バリア機能を高める働きなど、大切な役割をしています。

スクワランオイルは、伸びが良く、べたつかず、さらっとしていて、皮膚への親和性が高いので、顔や全身の保湿ケアに活用されます。

成分分析表があり、純度の高いものを選ぶようにしましょう。

純度の低いものは酸化や変質をする可能性があり、長時間つけていたり、紫外線に当たると肌トラブルを起こす可能性がありますので気をつけましょう。

ホホバオイル 

ホホバオイル

ホホバという種子から抽出されます。

種子はオイルを含まず、約50%のワックスを含みます。

不飽和脂肪酸と脂肪アルコールのエステルから成り立っています。

人間の皮脂にとてもよく似ているため、肌に馴染みやすいのが特徴です。

ムラなく肌にのびます。

水分調整をし、皮膚の酸性保護膜(ハイドロリピッドマンテル)を安定化させるといわれています。

皮膚表層を保護するビタミンEも含みます。

とても酸化しにくい特徴を持っています。

アーモンドオイル 

アーモンドオイル

アーモンドオイルは、古代から女性に愛されてきたオイルです。

アーモンドオイルはスキンケアの中でもとても馴染みやすく、刺激を軽減し、乾燥、敏感肌の方にも向いています。

皮膚がゴワゴワしていたり、かゆくてかいてしまう乾燥肌の方にとてもオススメ。特に、「スウィートアーモンドオイル」は敏感肌の人でもOKです。

アーモンドオイルの成分は、オレイン酸が80%を占めており、柔らかな肌へと導きます。

また、オレイン酸はニキビの元となるアクネ菌のエサになるため、ニキビが気になる人は、避けた方が良いでしょう。

グレープシードオイル 

グレープシードオイル

グレープシードオイルは、ぶどうの種から作られたオイルです。

常温搾りのグレープシードオイルは不快臭や問題のある含有物質(多環芳香族炭化水素、とくに発がん性のベンゾピレン)が除去されています。

さらっとした感触、伸びが良いのが特徴で、肌質を選ばない定番のひとつです。

皮膚表面を活性化させ作用があるため、肌のかさつき、ひび割れを防ぎます。

毛穴詰まりを軽減させるリノール酸が含まれているので、脂性肌やニキビ肌の方にもよいでしょう。

ビタミンEが皮膚表層の保護剤として働き、また収斂作用があるといわれるポリフェノールも含まれます。炎症改善、細胞の再生もサポートします。

マッサージオイルの選び方

マッサージオイルの選び方

たくさんの種類があるベースオイルですが、基本は新鮮な質の高いピュアなオイルを使用し、さらに、成分分析表のあるものが好ましいです。

  • フェイシャル 
    スクワランオイル
  • ボディ    
    ホホバオイル、スクワランオイル、ミネラルオイル
  • 乾燥肌   
    アーモンドオイル、オリーブオイル、マカデミアナッツオイルなど不乾性オイルがオススメ
  • 脂性肌    
    グレープシード、ヒマワリなどの乾性オイル
  • トラブル肌  
    スクワランオイル
  • 年齢のお悩み 
    アーモンドオイル、アルガンオイル

動物性オイル、植物性オイル共に、アレルギー反応や皮膚トラブルが起こり使用できない場合はミネラルオイル、エステルオイルも検討してみてください。 

マッサージオイルの正しい使い方 

マッサージオイルを試してみる女性

使用前にはパッチテストをして肌との相性を確認しましょう。

極度に肌が弱い方は、スクワランオイルがおすすめです。

手、指と行う部位は清潔にし、オイルは摩擦感が少なくなるようにたっぷりと使用しましょう。

マッサージの後はシャワーで洗い流すか、ホットタオルでふき取るなどをすると良いでしょう。

マッサージを行う前の注意点

マッサージの時の注意事項

  • 疲れがひどい、病気やケガがある、体調の悪い時は行わず安静に。
  • 妊娠の可能性がある、または妊娠初期は無理に行わず、医師や専門家に相談をしましょう。
  • 食後2時間、飲酒後は控える。
  • 湯船の中でもマッサージは避け、浴槽から出て行いましょう。
  • 皮膚に傷や湿疹がある場合には、その場所を避けるか、行わない。
  • マッサージを行って体に異常や違和感を感じたら、直ちにマッサージをやめて専門家に相談を。
  • マッサージのあとは、十分な水分をとりましょう。
  • 同じオイルでもその日の体調によって皮膚トラブルを起こす場合もあるので、肌の状態を見ながら使いましょう。
  • 開封したオイルは早めに使い切った方がよいので、使用頻度に合わせた量を購入しましょう。

まとめマッサージオイルの選び方をおすすめする女性

リンパマッサージに使えるオイルは、様々な種類がありますが、我々はできるだけトラブルになりにくそうなオイルを選ぶようにしています。

その点において、人間の組成によく似ているスクワランオイルは、もっともおすすめのオイルです。

リンパマッサージを行う際に、ご自身の肌の悩みや肌質に合わせてオイルを選ぶと、マッサージの効果も期待できますから、じっくりと選んでみてください。

もしどれを選んで良いか分からずに、相談したい場合は、施術をせずに、ご相談だけを承るコース"初診おまかせコース60分"を選んで頂き、ご相談ください。

また各部位・症状別のマッサージの方法は、【プロ監修】リンパマッサージとは?効果を最大限に引き出すポイントと症状別にやり方を解説!にまとめてありますので、参考になさってください。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。