リンパマッサージと筋トレで、しなやかな美ボディを目指しましょう!
手のむくみが気になったら、全身のリンパマッサージをやってみよう!
手や腕が太くなったのは、実はむくみが原因かも?
「指輪がきつくなった」「手の甲がぷっくりしていてスジがでない」「二の腕がタプタプして太い」など、手や腕が太くなってしまったと、お悩みをお持ちの女性の方は少なくありません。
また、無駄のないすっきりした手や腕だと素敵に見える華奢なデザインのジュエリーやノースリーブの洋服なども、太い手や腕では消極的になってしまうことも…
「私のこの太い手や腕をなんとかしたい!」そう思っている方へ。
太っていると感じているその状態が、脂肪がついているのではなく、実は むくんでいるだけかもしれません。
この記事では、手や腕のむくみの原因やメカニズムについて、お話すると共に、生活の中で注意すること、手や腕のむくみを改善するためのセルフケアマッサージも併せてご紹介していきます。
あなたの体は大丈夫?むくみのボディチェック
手や腕のむくみについて説明する前に、まずはご自身の体の状態をチェックしてみましょう。
自分の体であっても、今どんな状態かを完璧に把握できている方は、意外と少ないはず。
簡単にできる むくみのボディチェックをお伝えします。
手や腕のむくみも、なかには全身の状態にも影響を受けていることもあります。
そんな時は、全身的な改善から行っていく方が、むくみを解消する近道。
手や腕の部分だけではなく、全身も合わせてチェックしてみましょう。
- 腕が重く感じる
- 指輪がきつくなかなか抜けない
- 以前より顔や大きくなった気がする
- ブラジャーの跡が残りやすい
- 鎖骨の上にくぼみがない
- アキレス腱が出ていない
- 靴下の跡がなかなか消えない
- 最近靴がきつくなった
- 太ももの間に隙間がない
- 体が重だるく感じる
いかがでしたか?
自分では自覚がなかった部分に、むくみの症状はありましたか?
チェックが多いほど、体がむくんでいる可能性が高くなります。
手のむくみはなぜ起きるの?むくみのメカニズムについて
人の体はなぜむくんでしまうのでしょう?むくみが起きるメカニズムについて説明します。
むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まっている状態です。通常は、細胞内や細胞外にある水分の量はある一定の割合で保たれるようになっています。これらの水分は、毛細血管やリンパ管などを通して流れ、細胞内外を巡っています。
しかし、血液やリンパ液の流れが悪くなり、その部分に溜まってしまうのが「むくみ」の状態です。
血液は心臓の働きにより流れています。例えば、脚は心臓から遠く、重力の影響も受けやすいですが、ふくらはぎの筋肉を使うことによる筋ポンプ作用や静脈にある逆流防止のための弁により、血液を心臓に戻しています。
リンパは、筋肉を使う筋ポンプ作用によりリンパ液を流しています。そのため、日常的に体を動かすことが少なくなると、 リンパの流れが滞りやすくなります。
とくにスマホやパソコンなどの使用で、指や手など肘から先の限られた部位を酷使していても、その他の腕や肩、全身的には体を動かさずにいると、末端からの流れが途中で滞ってしまいます。
特に、腋窩リンパ節という脇の下にあるリンパ節は、腕や胸周りなどのリンパが流れ込む大切なポイントです。この周りの筋肉が硬くなってしまうと、リンパの流れもスムーズに流れなくなってしまいます。
運動不足や長時間のデスクワークなど、 同じ姿勢を続けることで、この部分の筋肉を大きく動かすことが減り、より滞りやすくなってしまいます。
手がむくみやすくなるのは、いつ?
それでは、ほかにどんな時に手がむくみやすくなるのでしょうか?
体質や日常の生活習慣が手のむくみの原因になっている場合もあります。
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アルコールを取り過ぎる
アルコールを代謝させる時にできるアセトアルデヒド。この物質が血管を拡張させ、血管にできた隙間から水分が漏れだし、むくみが起こりやすくなります。
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塩分の摂り過ぎ
身体には、体内の塩分濃度を一定に保つ働きがあります。そのため、塩分(ナトリウム)を過剰に摂りすぎてしまうと、塩分濃度を薄めようとして体内に水分を多く貯めようとする為、むくみやすくなります。
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栄養バランスの乱れ
食事制限により無理なダイエットで栄養バランスが乱れると、水分代謝に必要な栄養素が不足して、かえってむくむこともあります。栄養失調や貧血もむくみの原因になることもあります。
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長時間同じ姿勢をすることが多い
同じ姿勢で長時間いることで、筋肉を動かすことが減り、リンパや血液の流れが悪くなってしまいます。そうすることで、足や手などの部分やその他の場所でも血液やリンパがそこに滞留してむくみやすくなってしまいます。
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体を冷やす
皮膚から冷えを感じると、それが脳の「視床下部」という自律神経の中枢に伝わります。そして体温を一定に保つように自律神経を通じて、血管を収縮させて血液をあまり流さないように指令が出されます。そのため、冷えを感じると血流が悪くなってしまうのです。
手にむくみが現れる病気
手のむくみは、生活習慣から起こる場合だけではなく、 病気が原因の場合もあります。
腎臓の病気(急性・慢性腎不全、慢性腎炎、ネフローゼ症候群など)、肝臓の病気(c型肝炎、劇症肝炎など)、心不全、リンパ浮腫(乳がんの術後など)、関節リウマチ、脚気、甲状腺機能低下症、妊娠高血圧症候群、月経前症候群(PMS)など様々な病気から起こる手のむくみもあります。
手のむくみが長期間続いている場合、また息ぐるしさや体のだるさなど他の症状もある場合は、まずは病院での検査をお勧めします。
手のむくみの改善に効果的な方法
むくみを改善するために実際にどんなことをすればいいのでしょうか?
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入浴をして体を温める
体が冷えていると、血液の循環が悪くなってしまいます。シャワーだけで済ませず、湯船に浸かってしっかりと温まるのが効果的です。
手のむくみには、手を冷やさないようにしたり、手だけお湯につけるのも効果的です。
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適度に体を動かす
長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしなど、体を動かさないでいることも血液やリンパの循環が悪くなってしまいます。そのため、毎日の中で適度な運動を定期的に取り入れましょう。歩く時はなるべく早足で歩く、階段を使うなど、意識して体を動かすことを取り入れていきましょう。
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カリウムを摂取する
カリウムは体内の水分調整に関係しています。腎臓でのナトリウム(水を溜めこむ性質がある)の再吸収を抑制して、尿への排泄を促します。
カリウムを多く含む食品は、バナナやアボガド、小松菜、ほうれん草などがオススメです。ただし、腎臓の悪い人は、カリウムの取り過ぎは注意しましょう。
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リンパマッサージを行う
血液やリンパの流れを促すリンパマッサージはむくみにとても効果的です。血液やリンパの流れをよくすることで、余分な水分の排泄を促してむくみを改善していきます。
特にむくみやすい方は継続的に行うことで、むくみづらい状態にしていきます。また血流も促進させるので、筋肉が柔軟になり、こりの改善も期待できます。
手のむくみが気になる人は半健康症候群かも
手のむくみが慢性的で気になる人は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
手がむくむ時のセルフケアマッサージ
ここからは、手や腕のむくみの時におすすめのセルフケアマッサージをご紹介します。
マッサージを行う前の注意点
- 疲れがひどいときや、病気やケガがある場合、体調の悪いときは行わないようにしましょう。
- 妊娠の可能性があるとき、また妊娠初期はムリに行わず、医師や専門家に相談を。
- 食後2時間以内と、お酒を飲んだ後は控えましょう。
- 皮膚や傷、湿疹がある場合には、 その場所を避けてマッサージをマッサージは心臓から遠い部分から行います。
- 水分の排泄がよくなるので、 マッサージ中、またマッサージ後は十分に水分をとりましょう。
- 症状が重い場合やマッサージを続けても効果があがらない場合は、専門家に相談を。
- マッサージをはじめて、体に異常や違和感を感じたら、直ちにマッサージをやめて専門家に相談をしましょう。
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足全体を足の付け根までさする片膝を立て、足首の横に両手を当てます。手を左右交互に動かしながら、手のひらを密着させて足の付け根まで脚全体をさすり上げます。 足全体のリンパを上に向かって流すようなイメージで行います。反対側も同様に。足のむくみもある場合は、足もしっかりと行いましょう。
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4本の指で足の付け根をさする仰向けになり、両膝を立てます。腰の骨の下に両手を当て、外側から中心に向かって、両手の親指以外の4本の指で足の付け根をさすります。
足の付け根周辺は、デスクワークなど座っていることが多い人は、特にリンパの流れが滞りやすい場所。脚や下腹部のむくみが気になる人は、多めに行いましょう。
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5本の指を押すようにもむ小指の指先を反対側の手の親指と人差し指でつかみ、指先から根元に向かって、手の位置をずらしながらまんべんなく押すようにもんでいきます。小指から親指まで全ての指を押したら、反対側も同様に行います。 指のむくみが気になる時や、パソコンなどで指が疲れた時もおすすめです。
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手のひら全体を押す手のひらを上に向け、反対側の親指で手のひら全体を圧をかけながら、まんべんなく押す。親指と残りの4本の指でしっかり支えながら押すと、安定して押せます。反対側も同様に行います。
細かい手作業やスマホやマウスなど手を使い過ぎた時にもおすすめです。押して痛い所や硬い所は、気持ちのよい強さで丁寧に行いましょう。
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腕をわきの下に向かってさする右手で左の手首をつかみます。左腕を上げながら、右手のひらで左腕を脇の下までさすります。腕の上げ下げを利用して腕をさすりましょう。反対側も同様に。
脇の下は、腕のリンパが流れ込む大切なリンパ節がある場所。丁寧にしっかりと腕全体のリンパを流し込むイメージで行いましょう。
今回紹介した方法は、渡辺佳子の著書「経絡リンパマッサージセルフケアBOOK」(西東社)」から一部抜粋して紹介しております。より詳しい内容は書籍をご覧ください。
手のむくみを改善して、美しい手になりましょう。
手や腕のむくみについての原因やセルフケアをご紹介してきましたが、いかかでしたか?
手や腕のむくみは、太っているだけではなく、体の不調や毎日の生活習慣からも起こります。
生活の中で、できるところからむくみやすくなる習慣を改めたり、こまめにセルフケアマッサージを行うなど、改善するためにできることは取り入れて、無駄のないスッキリとした手や腕を目指しましょう。
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この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。
銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、オーダーメイドの施術にて解決まで導きます。手のむくみや、首こり、疲れやすいなど、お身体の悩みだけでなく、日々のパフォーマンスを上げたいなど 様々なニーズにお応えします。
総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。
美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。身体が変わることで人生が変わったとおっしゃる、患者様を私たちはたくさん見てきました。
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(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。