リンパマッサージが気持ちいいと感じる理由|オキシトシンとセロトニンの仕組みを解説
リンパマッサージを受けたあと、「流した老廃物は、いったいどこへ行ったの?」と疑問に思ったことはありませんか。
むくみやだるさの正体である老廃物は、マッサージで“消える”わけではありません。体の中を通って、最終的に尿や汗として外へ出ていきます。
この道のりを知っておくと、施術後に水を飲む理由も、少しだるく感じる理由も腑に落ち、ケアの効果を最大限に引き出せます。
この記事では、銀座で30年、経絡リンパマッサージを提供してきた専門院が、老廃物の“行方”をやさしく解説します。
なお、リンパが流れる方向やしくみそのものについては、リンパの流れを図解|方向・仕組み・改善法で詳しくまとめています。あわせてご覧ください。

老廃物とは、体が活動する中で生まれる“使い終わったもの”の総称です。具体的には、次のようなものが含まれます。
これらは通常、リンパ液がゆっくり回収して運び出しています。
ところが、運動不足・冷え・長時間の同じ姿勢などで流れが滞ると、回収が追いつかず、むくみや重だるさとして体に現れます。
「なんとなくスッキリしない」という感覚の背景には、この老廃物の停滞があるのです。

リンパマッサージで動き出した老廃物は、次の順序で体外へと向かいます。
老廃物を含んだリンパ液は、体のすみずみに張りめぐらされたリンパ管を通ります。途中にある“関所”のようなリンパ節で、細菌や不要物がこし取られます。
全身をめぐったリンパ液は、最終的に鎖骨の奥にある「静脈角」という合流地点で血液に戻ります。
だからこそ、鎖骨まわりが詰まっていると全身の流れが滞りやすくなります。ここがリンパの“ゴール地点”です。
血液に戻った老廃物は、肝臓で分解され、腎臓でろ過されます。ここが実質的な“処理工場”です。
マッサージはあくまで回収を助ける役割で、最終的に体の外へ出す仕事は腎臓や肝臓が担っています。
ろ過された老廃物は、さまざまなルートで体外へ出ます。排出される割合の目安は次のとおりです。
| 排出ルート | 割合の目安 |
|---|---|
| 尿 | 約75% |
| 便 | 約20% |
| 汗 | 約3% |
| 呼気・爪・髪など | 約2% |
このように、老廃物の大半は尿として出ていきます。マッサージ後に水分をとることがすすめられるのは、この排出をスムーズにするためです。

「リンパを流す」と聞くと、老廃物がその場で消えるようなイメージを持つ方が少なくありません。
しかし正確には、マッサージは回収を助けているだけで、老廃物そのものが分解・排出されるのは腎臓や肝臓を通ったあとです。
そのため、水分をとらず、体を動かさないままでいると、いったん動いた水分や老廃物が再び滞ってしまうこともあります。
「流した後にどう過ごすか」が、実はスッキリ感を左右する大切なポイントなのです。

施術後、一時的にいつもと違う体の反応を感じる方がいます。
当院でも、施術後によく聞かれる皆様の感想の中で、最も多く挙がる変化は次の3つでした。
いずれも数時間から1〜2日ほどでおさまる方がほとんどです。
回収された水分や老廃物が腎臓へ運ばれるため、施術後に尿の回数が増えたり、色が濃く感じられたりすることがあります。
水分を意識してとることで、排出がスムーズになります。
血流やリンパの流れが変化することで、リラックスが深まり、一時的にだるさや眠気を感じることがあります。
無理をせず、その日はゆっくり休むのがおすすめです。
体が水分を必要としているサインです。常温の水や白湯を、こまめに少しずつ補いましょう。
ただし、強い痛み・発熱・数日たっても続く不調などがある場合は、体からの別のサインの可能性があります。
我慢せず、医療機関にご相談ください。

ここからは、排出を後押しする毎日の習慣です。リンパの手技そのものより、「出す力」を底上げする視点でまとめています。

毎日のケアを続けても、「夕方になると脚がパンパン」「首や肩の重さが抜けない」という方は、滞りが深いところにある場合があります。
実際に、デスクワーク中心の40代で、ご来院頂いた方は、ご自身での水分補給やストレッチを続けても「夕方の脚のむくみが取れない」とご相談にいらっしゃいました。
触れてみると、ふくらはぎだけでなく膝の裏のリンパ節にも滞りがあり、そこを中心に流すことで「久しぶりに靴がきつくない状態で帰れた」とおっしゃっていました。
感じ方には個人差があり、全ての方に同じ変化を保証するものではありませんが、セルフケアで届かない深さの滞りに対応できるのが、我々の施術のメリットでもあります。
銀座ナチュラルタイムは、経絡リンパマッサージを通じて、体の状態を一人ひとり確かめながら手を当てていきます。
銀座で30年、皆様と向き合ってきた経験から、単なるその場のスッキリ感ではなく、体と心を整え、めぐりやすい状態へ導くお手伝いをしています。

A. 回収された水分や老廃物の多くは、数時間から1〜2日ほどかけて尿などとして排出されていきます。水分をとり、体を動かすことで、この流れがスムーズになります。
A. アルコールは体の水分を奪い、排出の妨げになりやすいため、施術当日は控えめにするのがおすすめです。まずは水や白湯で水分を補いましょう。
むくみが軽くなる、体が軽く感じる、めぐりがよくなり冷えを感じにくくなる、といった変化を実感される方が多くいらっしゃいます。感じ方には個人差があります。
A. 滞りが強い部分は圧を感じやすいが、強い痛みが出るような施術はしておりませんので、ご安心ください。

リンパマッサージで流した老廃物は、リンパ管から血液、腎臓や肝臓を経て、最終的に尿や汗として体の外へ出ていきます。
マッサージは“回収を助ける”役割で、しっかり出しきるには、水分・温め・運動・睡眠といった毎日の習慣がかかせません。
施術後のだるさや尿量の変化は、老廃物が動き出したサイン。
上手に付き合いながら、めぐりのよい体を育てていきましょう。
より深い滞りが気になるときは、ぜひ一度、銀座ナチュラルタイムにご相談ください。
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事 東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。