顔のリンパマッサージのやり方|小顔・フェイスラインの4ステップ

顔のリンパマッサージをする女性
目次


顔のリンパマッサージのやり方|まずは3分の4ステップから

顔のリンパマッサージで小顔・フェイスラインを整える

「体重は変わっていないのに、朝の顔だけ大きく見える」
「フェイスラインの輪郭が、昔よりぼんやりしてきた」
「まぶたが腫れぼったくて、コンタクトが入りにくい」

鏡の前でそう感じる日が増えてきたなら、原因は脂肪ではなく顔と首のリンパの滞りかもしれません。顔の皮膚は手足よりも薄く、水分や老廃物が溜まると輪郭に出やすい部位だからです。

この記事では、銀座で30年お客様の顔と向き合ってきた銀座ナチュラルタイム総院長・渡辺佳子が、自宅でできる顔のリンパマッサージのやり方を4ステップでご紹介します。小顔マッサージという言葉で探していらした方にも、そのまま実践していただける内容です。

この記事でわかること

・顔のリンパマッサージの具体的なやり方(4ステップ/所要3分)

・始める前に確認したい6つのポイントと、控えるべき場面

・フェイスラインがぼやける3つの原因

・毎日やっていいの? 何分が目安? などのよくある疑問

まずはやり方からご紹介します。理由やしくみを先に知りたい方は、目次から「なぜ顔はむくむのか」へ進んでください。

【4ステップ】顔のリンパマッサージの正しいやり方

小顔マッサージにはさまざまな流派がありますが、リンパの観点で行うときの原則はひとつです。流す方向は、すべて顔の中心から外側へ、そして最後は下(鎖骨)へ。リンパの出口が鎖骨の上にあるため、ゴールはいつも首から下になります。

力加減は「気持ちいい」と感じる程度まで。顔の皮膚は薄く、こするような強い刺激はかえって肌への負担になりますので、 指の腹でなぞるくらいのやさしさで十分です。片側10回ずつ、4ステップ全体で約3分が目安です。

力加減や手の使い方といった全身共通の基本は、リンパマッサージの正しいやり方で図解しています。はじめての方は先に目を通しておくと、仕上がりが変わります。

Step1|首の前面を、あごから鎖骨へさすり下ろす(左右各10回)

Step1 首の前面をあごから鎖骨へさすり下ろす顔のリンパマッサージ

手のひら全体を首にあて、あごの下から鎖骨に向かって、両手で交互になで下ろします。あごを少し上げて首の前面を伸ばすと、手が滑らかに動きます。

ここを先に行う理由:顔のリンパの出口は首の付け根にあります。出口が詰まったまま顔だけを流しても、行き場がありません。順番を守ることが、いちばんの近道です。

やりがちなNG:指先で強く押さえつけること。首の前面は神経や血管が集まる繊細な場所です。手のひらで、皮膚を軽く滑らせる程度にとどめてください。

Step2|フェイスラインを、あごから耳の下へ(左右各10回)

Step2 あごから耳の下へフェイスラインに沿って流すリンパマッサージ

4ステップの中で、フェイスラインの印象にもっとも関わるステップです。

あご先から耳の下(耳下腺リンパ節)まで、さらにこめかみまでを、あごの骨のラインに沿って手のひら全体で包み込むようにさすります。親指をあごの裏側に、人差し指から小指を頬側に添えると、ラインをとらえやすくなります。

耳の下まで流したら、そのままStep1の首の道すじへつなげて鎖骨まで下ろすと、一連の流れになります。

やりがちなNG:往復させること。行きも帰りもさすると、せっかく送った水分を戻してしまいます。 一方通行を守りましょう。

Step3|小鼻と口角の横から、耳の前へ(左右各10回)

Step3 小鼻と口角から耳の前へ横に流すリンパマッサージ

人差し指から小指までの4本を、小鼻の横と口角の横に軽くあてます。そこから耳の前あたりへ向かって、横にラインを引くように指の腹で滑らせます。

頬は表情筋が多く、こわばりが出やすい場所です。デスクワークで無表情の時間が長かった日ほど、ここが硬くなっています。

やりがちなNG:ほうれい線を消そうとして、上方向に強く引き上げること。皮膚を引っぱる動きは肌への負担になります。あくまで横へ、静かに送る意識で行ってください。

Step4|おでこの中心から、こめかみへ(10回)

Step4 おでこの中心からこめかみへ円を描いて流すリンパマッサージ

おでこの真ん中に4本の指をあて、生え際に沿って小さな円を描きながら、こめかみまで進みます。こめかみまで来たら、耳の前から首、鎖骨へと下ろして終わります。

眉の上あたりには、目の疲れと関わりの深いツボが並んでいます。パソコンやスマホで目を酷使した日は、ここで少し長めに止まってみてください。目の疲れが気になる方は、眼精疲労のセルフケアも合わせてどうぞ。

4ステップのまとめ

Step1 首の前面を、あごから鎖骨へ(各10回)

Step2 フェイスラインを、あごから耳の下へ(各10回)

Step3 小鼻・口角の横から、耳の前へ(各10回)

Step4 おでこの中心から、こめかみへ(10回)

最後は鎖骨まで下ろして終えてください。所要時間の目安は約3分です。

ここでご紹介した方法は、渡辺佳子の著書「小顔リンパマッサージバイブル」から一部を抜粋しています。部位ごとのより詳しい手順は、書籍をご覧ください。

始める前に確認したい6つのポイント

顔のリンパマッサージを行うときの注意点

1. 力を入れない。「気持ちいい」で止める

顔のリンパ管は皮膚のすぐ下を通っています。強く押す必要はまったくありません。むしろ強い摩擦は、肌の乾燥や色素沈着につながることがあります。翌日に赤みが残るようなら、力が強すぎるサインです。

2. 一度に欲張らない。1日2回までを目安に

一度にたくさん行うより、続けることのほうが大切です。行うのは1回に1〜3種類程度、1日2回くらいまでにとどめましょう。

3. 入浴後か洗顔後の、清潔で温まった状態で

体が温まっているときのほうが、めぐりが促されやすいと考えられています。入浴中や入浴後、朝の洗顔後がおすすめです。手先や顔が冷えているときは、蒸しタオルで顔と首を温めてから始めると、滑りが変わります。

4. オイルかジェルで、滑りをつくってから

乾いた肌の上を指で滑らせると、摩擦がそのまま肌への負担になります。マッサージオイルやジェル、クリームを使って、指が引っかからない状態をつくってください。どれを選べばよいか迷う方は、マッサージオイルの選び方を参考にどうぞ。

5. 終わったら、コップ1〜2杯の水を飲む

マッサージのあとは、血液やリンパのめぐりが促されます。500ml程度を目安に、常温の水で水分を補いましょう。

6. 次の場合は控えてください

・傷、ニキビ、湿疹など、皮膚に異常のある部位

・食後2時間以内、飲酒後

・発熱時、ケガをしているとき

・妊娠初期

・顔や首に、しこり・強い腫れ・痛みがあるとき

アトピーや湿疹が広い範囲に出ている場合は、その部分のケアは肌が落ち着くまでお休みしてください。また、片側だけの腫れが何日も続く、押すと痛むしこりがあるといった場合は、セルフケアの前に医療機関にご相談ください。

なぜ顔はむくむのか|リンパのしくみ

顔と首のリンパの流れのイメージ図

リンパには、自力で流れるポンプがない

全身には、静脈に沿って「リンパ管」という管が張り巡らされています。その要所にあるのが「リンパ節」で、細菌やウイルスの侵入から体を守るフィルターの役割を持ちます。この中を流れる体液がリンパ液で、これらをまとめて「リンパ」と呼んでいます。

リンパの働きは、 全身の不要な水分や老廃物を回収し、体外への排出を促すことにあります。

ここで大切なのが、リンパ管には血管のような筋肉(ポンプ)がないという点です。リンパの流れは、周囲の骨格筋の動きに頼っています。だからデスクワークで長時間座っていると、ふくらはぎが使われず足がむくむのです。

顔も同じです。表情を動かさない時間が長いほど、めぐりは滞りやすくなります。しかも顔の皮膚は手足より薄く、まず人目につく部位ですから、わずかな滞りでも目立ちやすいと言われています。

顔と首には、リンパ節も血管も神経も密集している

顔と首は狭い範囲であるにもかかわらず、リンパ節や血管、神経、東洋医学でいうツボが集中しています。滞りが起きると、それが見た目にも体感にも表れやすい場所です。

裏を返せば、繊細な場所でもあります。解剖学的にも薄く、デリケートな構造をしていますから、 やさしく触れることが何より大切になります。

フェイスラインがぼやける3つの原因

フェイスラインに手をあてて小顔ケアをする女性

「マッサージをしているのに、思ったほど変わらない」という方は、次の3つが重なっていることが少なくありません。

1. リンパの滞りによるむくみ

顔のリンパが滞ると、余分な水分と老廃物が顔に留まり、輪郭がぼやけて見えます。特に起床直後に感じる方は、就寝中のめぐりの低下が関係していると考えられます。塩分の多い食事や睡眠不足が続いた翌朝に強く出るのも、同じ理由です。

2. 首こりと、姿勢の崩れ

スマホやパソコンで頭が前に出る姿勢が続くと、首の付け根が硬くなり、顔から下りてくるリンパの通り道が狭くなります。顔だけをケアしても変化を感じにくいのは、ここが原因になっていることが多いのです。

頭が前に出た姿勢が癖になっている方は、スマホ首(ストレートネック)のセルフチェックとケアも合わせてご覧ください。

3. 表情筋を使う機会の減少

会話が減り、口元を動かさない時間が長くなると、頬や口角を支える筋肉のはたらきが落ちてきます。マッサージと合わせて、大きく口を開けて発声する、よく噛んで食べるといった、表情筋を動かす習慣も取り入れてみてください。

たるみの側面からのケアについては、フェイスラインのたるみに向き合うリンパマッサージで別の角度から解説しています。

小顔ケアのカギは、やはり「首リンパ」にある

ここまで繰り返しお伝えしてきましたが、顔のケアで結果を左右するのは、実は首です。

首の付け根には、リンパの流れの最終地点といえる部位があります。ここが滞っていれば、その上にある顔のめぐりも滞ります。また首は脳と全身をつなぐ場所ですから、首の詰まりは全身のめぐりにも関わってきます。

ところが首こりは、自覚が出にくいという厄介な性質があります。「病気ではないけれど、なんとなく本調子じゃない」という状態のまま、何年も過ごしている方は決して珍しくありません。肩こりのようなはっきりした痛みが出ないぶん、気づかないまま蓄積していきます。

ご自身で首の状態を見きわめるのは難しいため、LINEで数分でできる首こりチェックテストをご用意しました。下のバナーから、いまの首の状態を確かめてみてください。

LINEでできる首こりセルフチェックテスト

首まわりを直接ゆるめたい方は首マッサージのやり方を、リンパの出口である鎖骨を開きたい方は鎖骨のリンパマッサージを、それぞれ参考にしてください。顔・首・鎖骨の3つがつながったとき、鏡の中の印象は変わってきます。

よくあるご質問

Q. 顔のリンパマッサージは、毎日やっても大丈夫ですか?

はい、やさしい力加減であれば毎日行っていただけます。目安は1日2回まで。ただし翌日に赤みやヒリつきが残る場合は、力が強すぎるか回数が多すぎます。1日1回に減らし、力をさらに弱めてみてください。

Q. 何分くらいかければいいですか?

4ステップをひととおり行って約3分です。長くやるほどよいというものではありません。短くても毎日続けるほうが、週に一度たっぷり行うより変化を感じやすいと考えています。

Q. 朝と夜、どちらがいいですか?

目的で選んでください。起床時のむくみが気になる方は、洗顔後の朝。一日の疲れや首のこわばりをほぐしたい方は、入浴後の夜が向いています。両方行っても構いません。

Q. どのくらい続ければ変化を感じますか?

当日のむくみのすっきり感は、その場で感じられる方が多くいらっしゃいます。一方、フェイスラインの印象は生活習慣や姿勢とも関わるため、体感ではありますが、1か月ほど続けていただくのがひとつの目安です。感じ方には個人差があります。

Q. オイルがないときは、何を使えばいいですか?

お手持ちの乳液やクリームでも代用できます。大切なのは、指が肌の上を引っかからずに滑ることです。何もつけずに行うのだけは避けてください。

Q. 顔がむくむのは、病気の可能性もありますか?

まぶたや顔の腫れが何日も引かない、片側だけ腫れている、体重増加や尿量の変化を伴うといった場合は、腎臓や甲状腺、心臓などが関わっていることもあります。その際はセルフケアを続けるより、まず医療機関を受診してください。見分け方はむくみの原因と病気との見分け方で詳しく解説しています。

セルフケアで変わらないときは|銀座ナチュラルタイム

銀座ナチュラルタイムで経絡リンパマッサージの施術を受ける女性

4ステップを毎日続けても、

「フェイスラインのもたつきが取れない」
「朝のむくみが、何日経っても引かない」
「左右のバランスが気になる」

そう感じるときは、セルフケアでは手の届かない場所に原因があるのかもしれません。

慢性的な首こり、骨格のゆがみ、自律神経の乱れ、内臓の疲れ。顔のむくみやフェイスラインの変化は、顔だけの問題ではなく、全身のバランスの結果として表に出ています。だからこそ、表面を流すだけでは届かないことがあるのです。

銀座ナチュラルタイムは、銀座で30年、お客様の「本当のキレイ」と向き合ってきた鍼灸マッサージサロンです。総院長の渡辺佳子は、経絡リンパマッサージの創始者として著書70冊以上、監修書籍1000冊以上を手がけ、テレビや雑誌でも数多く紹介されてきました。

一人ひとりの体質、生活習慣、東洋医学的な体のサインを丁寧に読み解き、その方本来のバランスを引き出す施術をご提案します。「もう諦めていた」という方にこそ、一度お試しいただきたいと考えています。

セルフケアの限界を感じたら、どうぞ一度ご相談ください。あなたの「本当のキレイ」を、私たちと一緒に取り戻しましょう。

銀座ナチュラルタイムの初診予約はこちらから

初診の方はこちらから24時間ご予約いただけます。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。