足のリンパマッサージで、太りにくいカラダを手に入れよう!

目次

足のむくみに効果的なリンパマッサージ

「ダイエットをしているのに体重は減っても見た目が変わらない…」

このような経験はありませんか?

その原因の一つに“むくみ”が考えられます。

多くの女性が抱える悩みでもあるむくみ。

そのむくみを解消するためには、 「リンパマッサージが有効である。」ということを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

そもそもリンパとは一体何でしょうか。リンパの役割やマッサージのやり方、その効果についてご紹介します。

リンパ管、リンパ液、リンパ節、などを総称して、リンパと言います。

リンパの流れのイラスト図

「リンパ」という言葉自体、みなさん一度は耳にしたことがあると思いますが、主にリンパ管・リンパ液・リンパ節などのリンパ系に属するものを総称して、「リンパ」と言っている場合が多いです。

まずリンパ管は血管と同様に、全身に網の目のように張り巡らされ、リンパ管の中は、透明なリンパ液が流れています。

全身の様々な所に、リンパ管が集約しているところがあり、それをリンパ節と呼びます。リンパ節はフィルターのような役割をしています。

血液は心臓から送り出されると心臓の持つポンプ機能を使って約40秒で全身を巡って、心臓へと戻っていきます。

それに比べると、リンパ液は足先から、鎖骨付近にある静脈角というゴールまで届くのに、なんと約8~12時間もの時間がかかってしまいます。

血液の流れと異なり、リンパ液は、その人の皮膚や筋肉の動きを利用して流れていきます。

そのため、とてもゆっくりとしたスピードでリンパ液は流れていくのです。

例えば、デスクワークやあまり動かない仕事は、筋肉を動かす機会が少なく、筋肉の運動量が不足するため、リンパの流れが滞ります。

男性に比べ女性の方が足の筋肉量が少ないことからも、女性の方がリンパの流れが滞りやすいと言えます。

次に、リンパのはたらきについて説明します。

リンパのはたらき キーワードは“回収”と“免疫” 

マクロファージのイラスト

リンパのはたらきには大きく分けて2つあります。

まず一つ目が、 リンパは『体の下水管』と呼ばれるように、不要となった老廃物や水分を回収して運ぶというはたらきです。

ほとんどの水分は静脈が回収しますが、静脈で回収しきれなかった余分な水分や、静脈には入らないような大きさの老廃物は、リンパ管で回収されます。

そして、二つ目が、 リンパ節が担っているフィルター(免疫)のはたらきです。

リンパ液に含まれている細菌やウィルスは、リンパ節でせきとめられ、リンパ節にあるリンパ球が、細菌やウィルスを異物として処理します。

このようにリンパは身、体を細菌やウィルスなどの外敵から守り、全体のコンディションを整えて、免疫機能を保つはたらきをもつのです。

運動不足、冷え、ストレス…リンパが滞るさまざまな原因 

疲れて、リンパが滞っている女性

では、リンパはなぜ滞るのでしょうか。

すでに説明したように、運動不足や筋肉量より、筋肉の動きが小さくなることによる原因が多くみられますが、そのほかにもさまざまな原因でリンパは滞ります。

また、多くの女性が悩まされている冷え性も、リンパの滞りの一因となるのです。

身体が冷え、体温が下がると、人間の体は、血管を収縮させ体温を保とうとします。

ところが、血管が収縮すると血流が悪くなると同時にリンパの流れも悪くなります。

そしてリンパの流れが滞ることで、冷え性になるという悪循環に陥ってしまいます。

その他に、水分の摂取不足や、ストレスでもリンパは滞るとされています。

リンパが滞ると、老廃物や水分が排出されにくくなり、体内に水分をためこむことで、むくみが生じます。

リンパの流れを良くするだけで、むくみ防止以外にも嬉しい効果がこんなに!リンパマッサージでリンパの流れがよくなって、すっきりした女性

運動習慣や、冷え対策、十分な水分摂取、またストレスをためない…など、

日々の生活の中で、これらのことを意識していくことも、むくみにくい身体づくりに必要になってきます。

しかし、いくら運動習慣を心掛けても、リンパが滞っている状態だと、老廃物が溜まりやすく、思うような効果は得られません。

また、ダイエットをはじめる際に、最初に取りがちな食事制限も同様のことが言えます。

食事制限だけでは、セルライトと呼ばれる脂肪細胞はなくならないのです。

多少の体重減少はあるかもしれませんが、見た目に変化は感じられないでしょう。

リンパの流れ、血流が良くなると、老廃物が排出され、新陳代謝が活発にはたらくことにより、脂肪細胞が分解されて太りにくいからだになります。

また、リンパの流れが良くなることで、疲労物質もたまりにくく、デトックス効果で、肩こりや頭痛の解消、自律神経の調整にもつながります。

このように、リンパマッサージは、効果的に、太りにくいからだづくりを可能にするという美容面だけではなく、健康面・精神面でもメリットが多いと言えます。

ここからは、具体的にどのように足のリンパマッサージを行うのか、わかりやすく解説します。

足のリンパマッサージ ~さする1もむ1たたく~

足のリンパマッサージを行う女性マッサージを行うにあたり、すべりを良くすることで、肌に負担をかけないためにも、オイルやマッサージクリームなど使用することをおすすめします。

また、お風呂上りなど血流が良い状態で行うと、マッサージ効果が上がるとされています。

  • 【STEP1】足全体をさする
    まず、足全体を両手で交互にさすり上げます。方向はリンパの流れにそって、足首から太ももにかけて行います。てのひらを足に密着させて、まんべんなく行いましょう。
  • 【STEP2】足裏を押す
    両手で足裏を包み込むようにして、親指を使って足裏全体を押します。足裏には足の反射区という概念があり、足裏を刺激する事で、身体の各臓器にも影響があると言われています。痛みが強い人は、痛みを感じる手前のレベルの圧で押しましょう。
  • 【STEP3】足指をもむ
    両指全体のマッサージを行います。指の付け根から、足先に向かって、1本ずつ丁寧に指先の腹で少し引っぱるようなイメージで、つまむようにしてもんでいきます。つま先からマッサージしていくことで、血流が良くなり、冷え防止にもなります。
  • 【STEP4】ふくらはぎをもむ
    次に、『第二の心臓』と呼ばれるほど、リンパにとって重要なポンプ機能を果たしている、ふくらはぎをマッサージします。ふくらはぎ両手でつかみ、足首から膝裏にむかって、交互にねじるようにもんでいきます。
  • 【STEP5】太ももをもむ
    ふくらはぎ同様に、両手で太ももをつかみ、太ももの付け根にむかって、交互にねじるようにもんでいきます。外側、内側とラインを分けてマッサージしましょう。
  • 【STEP6】全体をたたく
    両手を軽くにぎってこぶしを作り、足全体をリズミカルにたたきます。血行を良くし、リラックス効果も期待できます。

最後に、リンパマッサージにおいて、もっとも重要なことが“習慣”にするということです。

“美は一日にしてならず”ということを念頭に置きながら、毎日リンパを刺激し、流れを良くすることで、太りにくくスッキリとした健康体をめざしましょう。

プロフィール画像
この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。