耳のリンパマッサージのやり方|翳風と耳の下から整えるフェイスライン

耳のリンパマッサージをやって、すっきりした女性
目次


鏡を見たとき、あごから耳にかけてのラインがぼんやりして見える。夕方になると顔が重たく感じる。そんな日が続いていませんか。

フェイスラインを整えたいとき、頬やあごばかりをさする方は多いのですが、流れの出口にあたる「耳のまわり」や「首」まで意識している方は、あまり多くありません。

この記事では、耳のまわりにあるリンパ節と、ツボ「翳風(えいふう)」を使ったセルフケアの手順をお伝えします。

この記事でわかること
耳のまわりを整える意味/翳風と三焦経の考え方/顔・頭・首・鎖骨の順で行うセルフケア/続けても変化を感じにくいときの見直し方

耳のまわりのリンパ節が、フェイスラインの起点になる

女性の耳のアップ写真

耳の前から下にかけては、耳下腺リンパ節と呼ばれるリンパ節が集まる場所です。あごから耳へ向かってさするとき、流れが最初にたどり着く部分にあたります。

ここを先に押してゆるめておくと、その後のさする動きが通りやすくなると考えられています。今回ご紹介する方法は、まず全身の要所にあるリンパ節を押して深いところの流れに働きかけ、そのあとでさするという順番です。あわせて、東洋医学のツボや経絡も刺激します。

顔のもたつきを、東洋医学ではどう見るか

女性の横顔の写真

東洋医学には「未病」という考え方があります。病名がつくほどではないけれど、健康とも言い切れない状態のことです。こり・むくみ・冷えは、その代表的なサインとされてきました。

また、東洋医学では、体を巡る「気・血・水」の流れが滞ると、その部位に余分な水分や脂肪がとどまりやすくなると考えます。顔だけが重たく感じるときは、全身の巡りのバランスが崩れているサインの一つ、と捉えます。

まず、あごから耳のまわりに触れてみてください
硬い、妙な弾力がある、冷たい、あるいは逆に火照っている。こうした変化があれば、巡りが滞っているサインかもしれません。

リンパの流れは、最終的に首から鎖骨のあたりへ集まります。この首が硬くなっていると、顔まわりのケアだけでは流れが行き止まりになりやすいと考えられています。そのため、フェイスラインを整えたいときほど、首のケアも欠かせません。首のこりが気になる方は、首こりの原因と自分でできる解消法もあわせてご覧ください。

押さえておきたいツボ「翳風」と経絡「手の少陽三焦経」

翳風のツボ

東洋医学では、気・血・水の通り道を「経絡」、その途中にある要所を「ツボ」と呼びます。

ツボ「翳風(えいふう)」
耳たぶの後ろ下方にある、くぼみの位置です。顔のむくみのほか、首のこり、耳まわりの不調、のどの違和感にも用いられてきたツボです。
首をマッサージするときに、ここをゆっくり押しておくとよいと考えています。
経絡「手の少陽三焦経」
手の薬指から始まり、腕の後ろ側の中央、肩甲骨まわり、首、後頭部を通って、眉尻で終わる経絡です。翳風はこのルート上にあります。「三焦」は、東洋医学で水分の代謝や免疫の働きに関わるとされる領域です。
首をさするとき、このルートを思い浮かべながら行うと、流れをイメージしやすくなります。

耳のリンパマッサージのやり方

はじめる前に、リンパを流す向きと力加減の基本を、リンパマッサージの正しいやり方で確認しておくと安心です。肌をこすらないよう、乳液やオイルを少量なじませてから行ってください。

顔まわりの動きをもう少し詳しく知りたい方は、顔のリンパマッサージのやり方も参考になります。

1 顔まわりをさする
最初に、耳の下の耳下腺リンパ節を、中指と人差し指の2本で5秒かけて押します。そのあと、次の順に各5回ずつさすります。

耳の耳下腺リンパマッサージから顔をリンパマッサージするイラスト

(1)あごから耳の下へ
(2)口角からこめかみへ
(3)小鼻からこめかみへ
(4)眉間から生えぎわへ、縦に
(5)おでこの中央からこめかみへ
強く押し込まず、肌の上をすべらせる程度の力で行います。
2 頭を軽くたたく
手のひらを広げ、指の腹で頭を軽くつかんで離す、はじくような動きでたたきます。頭全体にまんべんなく、10回ほど行います。

リンパマッサージ 頭叩くイラスト

3 首を押して、さする
あごを軽く上げ、親指と四指で首を軽くはさみます。

リンパマッサージ 首流すイラスト

(1)首の前面を、少し圧を加えながら軽く押します。位置をずらしながら、首の付け根から鎖骨まで進みます。
(2)押した場所を、手のひらを左右交互に動かしてさすります。
(3)親指と四指の間を少し広げて首の横側にあて、首から肩先へ向かって、位置をずらしながら押します。
(4)押したラインを、手のひらを左右交互に動かしてさすります。
1か所につき5秒押し、さするのは5回が目安です。
4 鎖骨の上下を押して、さする

リンパマッサージ 鎖骨流れイラスト

(1)反対側の手の四指を鎖骨の上にあて、肩から鎖骨の中央へ向かって、位置をずらしながら押します。そのあと、鎖骨に沿って四指でさすります。
(2)鎖骨の下を、わきの下の腋窩(えきか)リンパ節へ向かって数か所押します。同じラインを、リンパをわきの下へ送り込むつもりで、四指でさすります。
1か所につき5秒押し、さするのは5回が目安です。
行うときの注意
痛みが出るほど押さないでください。耳の下やあごの下に、押しても動かないしこりや腫れがあるとき、発熱があるとき、耳の痛みや聞こえにくさがあるときは、マッサージを控えて医療機関にご相談ください。

続けても変化を感じにくいときは

顔のむくみ感が毎日のように続くときは、顔だけでなく、全身の巡りが関係していることがあります。まずは首まわりの状態を見直してみてください。首のこりは、自分では気づきにくいものです。LINEで答えられる首のチェックテストを用意していますので、目安としてお使いください。

むくみそのものの種類や、病気との見分け方については、むくみの原因と種類で詳しくまとめています。なお、むくみに加えて、急な体重の変化や息切れ、まぶたや足の強いはれがある場合は、まず医療機関を受診してください。

ここでご紹介した方法は、渡辺佳子の著書『セレブなボディをつくる「体内リンパ」ダイエット』の内容から、一部を抜粋しています。より詳しい手順は書籍をご覧ください。

ご自身の状態に合わせたケアをご希望の方へ

最高級のリンパマッサージを受ける女性

銀座ナチュラルタイムは、銀座で30年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。国家資格を持つ施術者が、その日のお身体の状態をうかがい、オーダーメイドで施術を組み立てます。

セルフケアだけでは物足りない、自分の首やフェイスラインの状態を知りたいという方は、初診コースからお選びください。24時間ご予約いただけます。

お電話:03-5250-1300/LINEからのご予約も承っています。
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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。