脇の下のリンパマッサージのやり方|銀座30年の専門家が教える腕・手のむくみの流し方

脇の下のリンパを流してすっきりとした女性
目次


手や腕のむくみが気になるとき、犯人はしばしば「脇の下」にいます。脇の下は、腕・手・デコルテのリンパが集まる大切な通り道。

ここが渋滞すると、行き場を失った水分や老廃物がたまり、むくみとして現れます。

脇の下は、全身の老廃物の「出口」のひとつです。出口を開けてから全身をどの順番で流すかは、リンパマッサージの正しいやり方で解説しています。

この記事では、経絡リンパマッサージの施術現場での経験をもとに、脇の下のリンパを流して手や腕のむくみをすっきりさせるやり方を、原因・注意点とあわせてご紹介します。

この記事の要点

脇の下には、腕・手・デコルテのリンパが集まる腋窩(えきか)リンパ節があり、ここが滞ると手や腕がむくみやすくなります。やり方は①腕を手首から脇へさすり上げる→②脇の下のくぼみを押す→③デコルテから脇へさするの3ステップ。お風呂上がりに左右1分ずつ、やさしい力で毎日続けるのが基本です。

脇の下は「むくみの関所」

脇の下に手を当てる女性

脇の下には腋窩(えきか)リンパ節という大きなリンパの集合地点があります。

腕や手、デコルテを流れてきたリンパは、最終的にこの脇の下へ集まります。

いわば、上半身のむくみが通る「関所」のような場所です。

この関所が渋滞すると、手前の腕や手のリンパも行き場を失い、むくみとして現れます。

手や腕をいくらさすっても流し先の脇が詰まっていると効果が出にくいのは、このためです。だからこそ、むくみケアはまず脇の下をゆるめることから。

リンパが滞ると体に何が起きるのかは「リンパの流れが悪いとどうなる?」でも解説しています。

滞りをつくる、3つの習慣

脇の下のリンパの滞りがわかるチェックリストをする女性

  • 前かがみの姿勢。
    デスクワークやスマホで背中が丸まり肩が内に入ると、脇の下が圧迫されてリンパが流れにくくなります。
  • 下着などの締め付け。
    サイズの合わない下着や脇に食い込む衣類は、脇のリンパの流れをさまたげます。
  • 運動不足。
    脇の下のリンパは腕を大きく動かすことで流れが促されます。動かす機会が少ないと滞りやすくなります。

脇の下の滞りチェック

  • 脇の下を押すと、痛みや違和感がある
  • 脇の下がかたい、またはブヨブヨしている
  • 手や腕がむくんで、重だるく感じる
  • 前かがみの姿勢が多く、運動不足を感じる

2つ以上あてはまる方は、脇の下のケアを毎日の習慣にしてみましょう。

※二の腕のたるみ・太さが気になる方は「二の腕痩せマッサージ」、腕全体のこり・疲れには「腕の疲れをほぐすマッサージ」もどうぞ。

触れる前に、知っておいてほしいこと

脇の下はリンパ節が集まる場所です。「痛いほど効く」ことはありません。

気持ちよいと感じるやさしい力で、左右1分ずつ、お風呂上がりなど体が温まったときに。オイルやクリームを使うとなめらかです。

次のときは行わず、体調に不安があれば医師や専門家にご相談ください。

  • 脇の下やリンパ節に、腫れ・痛み・炎症があるとき
  • しこりに気づいたときは、マッサージをせず必ず医療機関へ
  • 強い疲労・発熱・体調不良、ケガをしているとき/妊娠中・妊娠の可能性があるとき(医師に相談を)
  • 食後2時間以内、飲酒後

マッサージのあとは、流れた老廃物の排出を助けるため、コップ1杯ほどの水分をとりましょう。

流すのは、たった3ステップ

脇の下には腋窩リンパ節があります。

腕から脇へ、デコルテから脇へと、リンパを脇の下の関所に集めて流すイメージで。

左右それぞれ1分ずつ、深呼吸をしながらゆったりと。

1

腕から脇へさすり上げる


手首から、脇の下にかけて、腕のリンパマッサージをする女性

片腕を軽く上げ、反対の手のひらで手首から脇の下へ、腕の内側をやさしくさすり上げます。

腕にたまった水分を脇へ送り出すイメージで数回。反対側も同様に。

2

脇の下のくぼみを押す


腰から、脇の下に向けて、脇のリンパマッサージをする女性

4本の指を脇の下のくぼみにあて、お腹側からバストの下、脇へと軽くさすります。

仕上げにくぼみを5秒かけて押し、5秒かけて戻す。痛気持ちよい程度の力で、反対側も同様に。

3

デコルテから脇へさする


胸の中心から、脇の下に向かって、リンパマッサージをする女性

4本の指をデコルテ(鎖骨の下)にあて、肋骨に沿って脇の下まで、なでるようにさすります。デコルテにたまりがちなリンパを脇へ流す仕上げです。より詳しくは「デコルテのリンパマッサージ」もどうぞ。


ここで紹介したセルフケアの方法は、渡辺佳子の著書美バスト経絡リンパマッサージ ~きれいなおっぱいをつくる~から一部抜粋して紹介しております。より詳しい内容は書籍をご覧ください。

施術者としての、実感

私が30年、体を診てきて感じるのは、手や腕のむくみを訴える方の脇の下は、ほとんどの場合かたくこわばっています。

あくまで施術現場での体感ではありますが、むくみの背景には脇の下の硬さと巻き肩・呼吸の浅さが重なっていることがとても多いのです。

肩が内に入る巻き肩が続くと、脇の下が常に圧迫され続けるので、リンパの流れにも影響出る可能性が高まります。

そうなると、腕や手だけでなく、デコルテやバストのめぐりにも影響します。

当院では、脇の下だけでなく、肩甲骨や姿勢もあわせて整えていきます。

巻き肩・背中のこわばりが気になる方は「肩甲骨まわりのリンパマッサージ」もおすすめです。

経絡リンパマッサージは、リンパの通り道に加えて東洋医学の経絡・経穴にもアプローチするため、脇や肩まわりの深いこわばりにも働きかけられるもの強みです。

セルフケアと組み合わせることで、手や腕の軽さを保ちやすくなると考えています。

気になる疑問に答えます

脇の下のリンパマッサージをする女性のイラスト

Q手や腕のむくみに、なぜ脇の下のマッサージが効くの?

腕や手のリンパは、最終的に脇の下の腋窩リンパ節へ集まります。

流し先の脇が滞っていると手前の腕や手もむくみやすくなるため、まず脇をゆるめておくと腕や手のむくみも流れやすくなります。

Q毎日やっても大丈夫?

はい。左右1分ずつのやさしいケアなら毎日続けて問題ありません。

強く押しすぎず、気持ちよいと感じる範囲で行うことが大切です。

Q脇の下にしこりを感じたときは?

しこりに気づいたときは、マッサージは行わず、まず医療機関を受診してください。

脇の下はリンパ節が集まる場所のため、自己判断は避けることが大切です。

Q二の腕の太さや腕の疲れが気になるときは?

二の腕のたるみ・太さには「二の腕痩せマッサージ」、腕全体のこりや疲れには「腕の疲れをほぐすマッサージ」をあわせてご覧ください。

プロの手を借りるという選択

経絡リンパマッサージを受けている女性

毎日のセルフケアは大切ですが、ご自身では届きにくい脇の下の奥のこわばりや、巻き肩・姿勢のクセまで整えるのは難しいものです。

月に1回ほど専門家の施術を取り入れると、セルフケアの効果も実感しやすくなります。

銀座ナチュラルタイムでは、国家資格を持つセラピストが「経絡リンパマッサージ」で脇や腕から肩・デコルテまで丁寧に整えます。

はじめての方は「初診の方はこちら」から24時間ネット予約が可能です。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。