肩甲骨まわりのリンパマッサージ|巡りを整える4ステップ
気づくと肩が前に入り、背中の真ん中あたりが重い。腕を上げると、肩甲骨のまわりがつっぱる。デスクワークが続いた日の夕方に、そんな感覚を覚える方は少なくありません。
肩甲骨のまわりは、ふだんの生活で「意識して動かす」場面がほとんどない場所です。動かさないぶん、血液やリンパの流れも滞りやすいと考えられています。
このコラムでは、肩甲骨を支える筋肉のはたらきを整理したうえで、自宅でできる運動とセルフリンパマッサージをご紹介します。

肩甲骨は、背中に浮かぶように位置する骨で、いくつもの筋肉に支えられています。代表的なものは次の3つです。
これらの筋肉がなめらかに動くことで、腕が上がり、胸まわりが広がり、姿勢も保たれます。
反対に、動きが少ない状態が続くと、筋肉がこわばり、そのまわりの巡りも滞りやすくなると考えられています。

肩甲骨がよく動く状態が保てると、次のような変化が期待できると考えられています。
「病気というほどではないけれど、どこか本調子ではない」。そんな不調の入り口に、肩甲骨の動きの悪さが隠れていることもあります。ご自身の状態が気になる方は、初診のご案内もあわせてご覧ください。

マッサージの前に、肩まわりをゆるめておきます。いすに座ったままでも、立ったままでもかまいません。
息を止めず、呼吸に合わせて動かすのがコツです。痛みが出るときは無理をせず、動かせる範囲にとどめてください。
肩甲骨だけを先にさすると、流れが行き止まりになり、のぼせやだるさを感じることがあります。そのため、まず脚から流して全身の通り道を開き、そのあとで背中に進む順番にしています。力は入れず、「気持ちいい」と感じる強さで行ってください。




各ステップ、5回ほどを目安に、入浴後や寝る前など、からだが温まっているときに行うと取り入れやすくなります。鎖骨まわりまで続けて流したい方は、鎖骨のリンパマッサージをあわせて行うのもよい方法です。

セルフケアは手軽ですが、背中は手が届きにくく、ご自身に合った強さや順番も分かりにくいものです。銀座で30年、鍼灸とリンパマッサージを続けてきた銀座ナチュラルタイムでは、お一人おひとりのからだの状態を見ながら、施術を組み立てています。
肩こりのセルフケアについては、肩まわりのリンパマッサージのコラムもご覧ください。
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事 東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。