デコルテマッサージのやり方|鎖骨まわりを巡らせる4ステップ

デコルテマッサージをして、美しくなった花嫁
目次


首から肩、胸元にかけてのラインは、顔のすぐ下にあるぶん、その人の印象を左右します。肩まわりが詰まって見える。鎖骨が肉に埋もれている気がする。夕方になると首まわりが重い。そんな感覚があれば、デコルテがこわばっているサインかもしれません。

この記事では、お風呂上がりに1日数分でできるデコルテマッサージを、4つのステップでご紹介します。

この記事のポイント

・デコルテは、リンパの流れが鎖骨のくぼみで静脈へ合流する場所です

・強く押さず、手のひらを密着させて、鎖骨と脇の下に向かってさすります

・体があたたまった入浴後に、各ステップ1分ほどが目安です

デコルテとは、どこのこと?

美しいデコルテをマッサージする女性

デコルテは、首の付け根から肩、胸元にかけての、洋服で肌が見えやすい部分を指します。もとはフランス語で、襟ぐりを大きく開けたドレスのデザインを表す言葉でした。

見た目だけでなく、ここは体の要所でもあります。脳へ向かう血管や、運動神経・自律神経が通る道があり、全身を巡ってきたリンパが鎖骨のくぼみで静脈に合流します。

流れの「出口」にあたる場所なので、こわばりがたまると、首や顔まわりの重だるさにもつながると考えられています。

デコルテがすっきり見えない、3つの背景

美しいデコルテの女性イラスト

すっきり見えるデコルテには、いくつか共通点があります。首から肩のラインがなだらかで、鎖骨がはっきり見え、鎖骨の上にほどよいくぼみがあること。肌にも自然なつやがあります。

反対に、肩が盛り上がって首が太く見える、鎖骨が埋もれて見えるという場合は、次のような背景が考えられます。

1. 首から肩のこり

デスクワークやスマートフォンで前かがみの姿勢が続くと、首から肩の筋肉がこわばり、肩のラインが上がって見えやすくなります。

2. 鎖骨まわりのむくみ

流れの出口が滞ると、水分や老廃物がたまりやすくなり、鎖骨のくぼみがぼやけて見えることがあります。

3. 呼吸の浅さと冷え

胸まわりがこわばると呼吸が浅くなりがちです。体が冷えて巡りが落ちると、さらに首肩が固まりやすくなります。

病気というほどではないけれど、なんとなく本調子ではない。そんな状態のとき、首まわりは真っ先にこわばりが出やすい場所です。デコルテの見え方は、体の内側のコンディションを映す目安のひとつと考えてみてください。

始める前に確認したいこと

・手と、触れる部分を清潔にしておきます

・食後2時間以内と、飲酒後は避けます

・発熱時、強い疲れがあるとき、妊娠初期は控えます

・切り傷やけががある部分には行いません

・首や肩に痛み、しびれ、腫れ、しこりがある場合は、マッサージの前に医療機関を受診してください

続けやすくなる、5つのコツ

デコルテマッサージの5つのコツを指差し示す女性

デコルテマッサージは、強さよりも続けやすさが大切です。次の5点を意識してみてください。

  1. お風呂上がりに。体があたたまり、皮膚もやわらかくなっています。
  2. 1日1回、短くても毎日。たまにまとめてより、少しずつ続けるほうが体になじみます。
  3. 水分を先にとる。白湯や水をひと口飲んでから始めます。
  4. オイルやクリームを使う。肌との摩擦を減らし、手がスムーズに動きます。
  5. 呼吸に合わせる。息を吐きながらさすると、力みにくくなります。

力加減は、肌の表面をやさしく動かすくらいで十分です。リンパマッサージ全体の基本は、リンパマッサージの正しいやり方でも図解しています。

デコルテマッサージのやり方 4ステップ

各ステップ1分が目安です。すべて、手のひらを肌に密着させて、ゆっくり行います。

STEP 1 首の側面をさする
首の側面をさする

耳の下から鎖骨に向かって、首の側面を左右の手のひらで交互にさすります。鎖骨のくぼみへ流し込むつもりで、手をしっかり密着させます。反対側も同じように行います。首の流れが整うと、顔まわりの重さも軽く感じやすくなります。

STEP 2 背中から肩、胸元へさする
背中から肩をさする

肩甲骨の内側に手を当て、肩を通って鎖骨のほうへ、左右の手のひらで交互にさすります。反対側も同じように行います。背中側のこわばりをゆるめてから胸元へ向かうと、デコルテが動きやすくなります。

STEP 3 腕を手首から脇の下へさする
腕の外側を手首から肩に向かってさする

手首から脇の下まで、腕の内側と外側を手のひらでさすります。目指す先は、脇の下にあるリンパ節です。腕の流れも整えておくと、肩まわりの滞りをためにくくなります。

STEP 4 鎖骨の上下を、肩先から中心へさする
鎖骨の上下を肩先から、中央に向かってさする

肩先から鎖骨の中央に向かって、鎖骨の上と下を、左右の4本指で交互にさすります。鎖骨のまわりを流すイメージで、最後の仕上げに行います。

首まわりの流れは、著書『さするだけ!首リンパマッサージダイエット』でも詳しく紹介しています。

よくある質問

よくある質問

Q. 毎日行っても大丈夫ですか?

A. 力を入れずにやさしく行うのであれば、1日1回を目安に続けて問題ないと考えられています。赤みやひりつきが出たら、その日は休んでください。

Q. 強く押したほうが、すっきりしませんか?

A. 強く押す必要はありません。皮膚の表面を動かす程度のやさしい力で、一定の方向にさするのが基本です。

Q. 朝と夜、どちらがよいですか?

A. 体があたたまっている入浴後がおすすめです。朝に行う場合は、蒸しタオルなどで首肩をあたためてから始めると、動かしやすくなります。

まとめ

デコルテをリンパマッサージする様子

デコルテは、リンパの流れの出口であり、首や顔の印象を左右する場所です。毎日1分ずつでも、体があたたまったときにやさしくさすることで、内側からのコンディションを整える習慣になります。

ただし、頑固な首肩のこりやむくみ、疲れが続いているときは、セルフケアだけで整いきらないこともあります。不安がある場合は、まず医療機関に相談し、そのうえで専門家のケアも検討してみてください。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。