リンパマッサージが気持ちいいと感じる理由
女性の薄毛に効くマッサージ
女性の方、薄毛で悩んでいませんか?
女性の薄毛の悩みには、マッサージが効果的です。
髪も体の一部なので、体全体の流れを良くすることで、髪の状態も変化します。
東洋医学では、髪は血余(けつよ)と呼ばれ、身体を巡る気血の流れがよくなれば、髪に艶とハリが出るとされています。
頭皮も体の一部。体全体の問題があると、部分的な問題も解決しにくく、少し改善したとしても、すぐにまた元に戻ってしまいます。
全身のマッサージで、自律神経やホルモンバランスの乱れを整え、体質改善をめざし、髪の悩みの根本の原因を改善をしていきましょう。
女性の薄毛を改善するには、まずは全身のリンパマッサージ。
女性の方は、男性に比べると、比較的、薄毛になりにくいのですが、食生活の乱れや、生活環境の変化で、女性の方にも薄毛がみられるようになってきました。
薄毛が気になり出した方は、頭皮マッサージをされている方もいらっしゃると思いますが、それだけでは、体質改善までには至りません。
全身をリンパマッサージすることで、血液やリンパ液の循環が良くなり、様々な体の不調が改善されます。
また体の滞りが流されることで身体的にも精神的にも緊張がほぐれ、気持ちの安定にもつながります。リンパ液が全身を滞りなく流れれば、体内に老廃物や異物がたまりにくくなります。
髪が潤いを失って、パサパサになったりするのも、体内のどこかに滞りやひずみがあり、全身のバランスが悪くなっているからなのです。
体質改善をめざしたリンパマッサージを行うようにしましょう。
毛髪についての基礎知識
毛髪は皮膚が変形してできた器官と言われています。基本的な機能も、皮膚と同じく保護と排泄です。
毛髪の主成分はケラチンというたんぱく質ですが、体内に蓄積した物質や脂質、水分が含まれます。
- 毛周期 4~6年
- 早期成長期~中期成長期 数ヶ月から1年
- 退行期 2週間
- 休止期 3~4ヶ月
- 髪の本数 10万本
- 1日50~100本 髪が抜け、生える
- 髪の毛のおよそ80%~90%が成長期
- 髪の毛のおよそ1%ほどが退行期
- 休止期は髪全体のおよそ10%~20%
- 頭皮のターンオーバー 1ヶ月~1ヶ月半
薄毛の悩みには体質改善が重要
性別、年齢問わず、髪の悩みは増えています。薄毛、白髪、パサつき、細くなった、ボリュームがなくなったなど・・・
どんな髪の悩みでも、まず必要なことは体質改善です。
若くて健康なうちにケアを始めるのが理想的ですが、今からでも数十年後の状態は変わります。
髪のトラブル改善には、肌細胞や赤血球の再生に時間がかかるため、1~4ヶ月間、様子を見る必要があります。
それでも改善が見られない時は、体調や症状が慢性化している可能性があるので、始めはプロの治療家のケアを受けてください。
場合によっては、医師の診察を受けることをおすすめすることもあります。
女性の薄毛の原因はなに?
皮膚トラブル、血行不良、ホルモンバランス、生活習慣、食事、地球環境、さまざまな精神的·肉体的ストレスなどが複雑に絡み合い、頭皮の状態にも影響してきます。
悪化すると、毛周期が乱れ、髪が細くなり、切れたり抜けたりしやすくなります。
当然、加齢とともに細胞も老化します。
老化の原因としておなじみの活性酸素。
活性酸素については、疲れとむくみは関係している⁈ 仕組みとケアをプロが解説の記事でご説明いたしましたが、細胞がエネルギーを作り出すときなどに発生します。
同時に活性酸素を無害化するSODも生産されます。
SODの生産量は年齢とともに減少します。
そうすると活性酸素を中和しきれず、細胞が不活性化します。
そのため、さらにSOD生産はされなくなります。
SODが減少すると成長因子が減少し、
成長因子が減少するとミトコンドリアが減少…
このように負のスパイラルにはまると、細胞老化はどんどん進みます!
実はこの細胞老化は加齢などの内的要因だけでなく、
紫外線や環境ストレスなどの外的要因でも進行するのです!
年齢が若くても体年齢が高い人は要注意です。
細胞老化の負のスパイラルは頭皮も例外ではありません。
細胞老化を食い止めるにはどうしたらいい?
まずはすぐにできることから…
『紫外線カット』
『食事』
そして…
『体の内側からキレイになる』
これは食事ももちろんそうですが、マッサージでも、できます!
健康な髪を生やし、維持していくには体全体が健康になることが大切です。
もちろん、頭皮や髪の毛そのもののケアも必要ですが、
どんなお悩みでも全身の循環をよくしていくことは根本的な解決につながります。
体質を改善し、新しい髪に生まれ変わるにはそれなりの時間を要します。
少しずつ蓄積した疲労やストレスは確実に体に影響を及ぼしてきます。
体の中から生まれる髪は今のあなたの体の中身を表しているのです。
反対に毎日の少しずつのケアが、将来大きな効果となって表れます。
健康な髪に導くケア方法として、マッサージはとても良いのです。
首こりが気になる人は半健康症候群かも
首こりが慢性的で気になる人は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
髪は女性の命。いま以上に、薄毛を進行させない為のリンパマッサージ
パソコンやスマートフォンが欠かせない今、多くの人は目や頭を酷使しているので頭に血が上っている状態です。そして、様々なストレスにさらされ、自律神経も乱れがち。
頭や目の疲労、デスクワークやストレスによる噛み締めは、頭皮を硬くしてしまいます。
また熟睡できていなかったり、睡眠不足が続くと、頭もむくみます。
頭が硬かったり、むくんでいると、頭皮の循環が悪くなり、髪にも悪影響です。
これからご紹介するマッサージは、全身の流れを良くして、バランスを整えます。
循環がよくなると心身も落ち着き、リラックスしてきます。
マッサージはス、トレスケアと頭皮ケアが同時にできて、一石二鳥です!
とくにのぼせやすい人は、下半身浴や足浴の後の足裏や甲、足全体のマッサージがオススメです。
上手にストレスと付き合っていきましょう。
マッサージを始める前の注意点
- 食後2時間以内や飲酒後は、マッサージを控える。
- 皮膚に傷や湿疹があるときは、部位にふれずに行うか、マッサージを控える。
- 病気やケガをしているときや過度に疲れているときは、マッサージを控える。
- 妊娠の可能性があるときや、妊娠初期にはマッサージを行わない。その他の時期には、専門家に相談する。
- 効果を上げるために、できるだけ衣服の上からではなく、直接、素肌に行う。手や部位は清潔にしてから行う。
- 自分に合わせた自然なオイルやジェルを使うと、マッサージ効果がアップする。
- 入浴後など、体が温まっているときに行なうと、マッサージ効果が高まる。
- マッサージは、心臓から遠い末端部分から各リンパ節に向かって行う。
- マッサージは、体のバランスを考えて、上下左右など同じ回数行う。
- マッサージを続けても効果が見られないとき、また症状が改善しないときは、専門家に相談する。
女性の薄毛の進行を抑制するマッサージ
- 足の裏と甲をさする<左右各1分>①両手の親指の腹で、足裏をまんべんなくさする。かたいところや冷たいところは、とくに念入りに行う。②続いて足の甲も体を動かしながら同じようにさする。
- ふくらはぎと太ももをさすり上げる<左右各1分>ふくらはぎを両手の手のひらで軽く握るようにして、左右の手で交互に膝裏までさすり、そのまま脚のつけ根まで一気にさすり上げる。続いて、脚の内側と外側もまんべんなくさすり上げる。
- 背中から腰、お尻をさする両手の手のひらを肌にぴったり当て、そのまま背中のできるだけ高い部分から腰に向かってさすり下ろす。続いて、お尻を包み込むように、ヒップラインの丸みに沿ってなで上げる。腰の中央まで来たら、そのまま背中からくり返しさする。
- 首筋の脇をさする耳の下に手のひらを当て肩先に向かって、もう一方の手は鎖骨まで、交互にさする。さする側と反対側に首を傾けるとやりやすい。
- 頭全体を押して、たたく両手の指先を使って頭全体を押す。続いて、5本の指でリズミカルにたたく。
こちらのセルフケアは渡辺佳子の著書「1分で美しくなる 髪と肌の経絡リンパマッサージ」から一部抜粋して、ご紹介いたしました。より詳しい方法を知りたい方は、書籍をご覧になってください。
まとめ
いかがでしたか?
髪はターンオーバーが4週間前後と長いので、変化を感じるまでに時間がかかりますが、体や心の変化はすぐにあらわれる方もいらっしゃいます。まずは続けてみてください。
セルフケアでは、あまり変化を感じられない方は、専門家の先生にご相談ください。
銀座ナチュラルタイムでも、こちらの初診おまかせコース60分で、じっくりとお話を聞いた上で、最適なケアの方法をご提案させていただく事も可能です。ご遠慮なく、ご相談ください。
初診の方はこちらから24時間予約が可能です。
あなたにお会いできることを心よりお待ち申し上げております。
(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。