リンパマッサージと筋トレで、しなやかな美ボディを目指しましょう!
首こりとむくみの関係
首こりと、むくみは関係あるの?
「朝から顔がむくんでいる」「最近、太ってきた?」「首がむくんでいるようにみえる」「脚がスッキリしない」などなど。
皆さんが、日々気にされているのは「顔や首のむくみ」、そして「全身のむくみ」などではないでしょうか。
むくみと疲れの関係については、別のコラムでお話ししましたが、実は、このむくみは、首こりとも深い関係があります。今日は首こりがむくみの原因となる可能性についてお話しします。
「首こり」がつらい、首の付け根周囲が硬い、肩こりもつらいなどの「首こり」症状が慢性的にある場合は、顔のむくみが改善しにくい、首周辺がむくんでいる、見た目が痩せにくい状態になってしまうことがあります。
つまり、なかなか改善しない顔のむくみは、顔だけをケアするよりも、全身と首をリンパマッサージでケアした方が、顔のむくみや、首のむくみを解消しやすい場合もあります。
では、あなたの「首こり」を鎖骨でチェックしてみましょう。
まずは、鏡でご自身の鎖骨を見てみてください。
- 鎖骨は出ていますか?→わからない場合、首こりの可能性
- 左右2本の鎖骨の間、そして鎖骨の上にくぼみはキレイに出ていますか?
- くぼみは、左右対称ですか?それとも、盛り上がってしまっていますか?
鎖骨がキレイに浮き出て見えるのは、首周りのむくんでいない状態であり、美人の代名詞でもあります。写真のようにキレイに鎖骨が見えていくのが理想的な状態です。
逆に鎖骨の上にくぼみが膨らんで見える方は、要注意です。
左の鎖骨部分に盛り上がりがあったり、リンパが腫れていて、押すと痛みを感じるなどの場合は、すぐに医療機関を受診してください。
また、鎖骨のくぼみが出ていない場合は、首や首の付け根にこりがあると言えます。この鎖骨が埋まってしまうほどのむくみの原因の一つに考えられるのが、首こりの可能性があると言えるでしょう。
※自分でわかりにく場合は、自己判断し過ぎないで専門家に相談してみてください。
首こりやむくみが気になる人は半健康症候群かも
首こりが凝っている、むくみがつらいなどの慢性的な症状を感じている方は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
あなたの「首こり」はどういう状態?
「肩こり」は知っているけれど「首こり」は初めて聞いた、という方も多いのではないでしょうか。実は、首こりというのは症状の問題で、学術的には肩こりに含まれる言葉でもあります。
私たちの治療院でも「首こり」の症状を訴える方は、ここ10年ぐらいで急増してきています。
あなたの肩こり、本当は首こり!?でもお話しましたが、本当に肩こりから首こりの時代に変わりました。
これまでは、(特にパソコンの登場以前)肉体労働による「肩こり」の時代でした。
特に筋肉で言うと表層にある広い筋肉である僧帽筋のこりが多くみられました。
首から肩、肩背部にかけてのこり、肩の上や、肩甲骨の間がこるという症状が多く、どちらかといえば体の背面の症状を訴えられる方がほとんどだったのです。
ところが、近年、パソコン、スマホが、一般的に利用されるようになって、こりの部位も首の前面や側面にこりを訴える人が急増してきました。最近では首こり解消のストレッチなども流行っています。
私の著書でも、紹介している首の側面にある胸鎖乳突筋という筋肉が、以前よりも現代人はこりやすくなってきています。
この筋肉は、僧帽筋と違い、広範囲な筋肉でなく、首を支える大切な筋肉です。そのため、この筋肉は、首の特殊なケアをしない限り、こりがほぐれにくいという特徴があります。
胸鎖乳突筋は、耳の下方にある乳様突起から、首から胸骨と鎖骨に分岐して付着することからこの名前がついています。
この胸鎖乳突筋は、ふくらはぎの筋肉のように、歩いたり、運動することで、循環が良くなる筋肉ではなく、頚部は一度こりができると改善しづらい理由です。
そして、首、首周辺には、大切な動脈や神経などもあり、リンパ系でも重要な部分なので、プロでも最も技術を問われるのが、「首こり」のケアになります。
首こりの原因については、首こりの原因はなに?で、詳しく説明していますので、ご覧になってください。
首こり度をチェックしましょう。
どういう人が「首こり」になりやすいのでしょうか?
以下のチェック項目をみて、あてはまるものに印をつけてください。
「首こり」になりやすい状況とは?
- スマホを長時間、使用する事が多い
- 長時間、目を酷使している(常に眼鏡、コンタクトを使用している)
- パソコン作業、デスクワークが多い
- 何かと頭を使う仕事が多い
- 職場、プライベートでストレスを感じることが多い
- 怒っていることが多い
- 責任が重く、緊張感が多い仕事
- 解決できない問題が多い
- 姿勢が悪い
「首こり」だとどんな症状があるの?
- 首が回りにくい
- いらいらしやすい
- やる気がおきない
- 頭の疲れを感じる
- 目の疲れがつらい
- 顔のむくみが気になる
- 冷え性である
- 最近、抜け毛が気になる
見た目からの「首こり」のチェック!
- 鎖骨のくぼみが出ていない
- 首が太くなってきた
- 以前より、顔が大きくなってきた
- 顔色が悪く、くすんでいる
- 最近、太りやすくなってきた
- 猫背で、お腹がでている
- 目の下にクマがある
印が多ければ、多いほど、あなたの首こり度は高くなります。
「首こり」はストレスや姿勢の悪さでも起こりますが、パソコンや、スマホの長時間の利用が、それに拍車をかけています。
特に、解剖学上でも、俯くことで引っ張られる首と肩の境目部分(首の付け根)は、平常時でも頭の重みによって負荷ががかる部分です。
しかし肩との境目でもあるため、「肩こりだろうか?」と誤解されている方がほとんどです。
そのため、肩のマッサージをしても症状が改善せず、ご自身の疲れに対して「治らない」と諦めを感じてしまっている方もいらっしゃいます。
プロのマッサージ師のケアでは、「首こり」と「肩こり」は全くの別物で、凝っている部位も、その治療方法も異なります。
だからこそ、ご自身が「首こりがある」と早期に自覚されることが、正しい治療の第一歩となるのです。
首こりとリンパ系について
次に、なぜ首こりとリンパ系が関係あるかを解説します。
人体には、静脈に沿って「リンパ管」という管が張り巡らされています。
その中を流れるのが「リンパ液」で、要所要所で不要物や細菌・ウイルスなどをブロックするフィルターの役割を果たしているのが「リンパ節」です。
これらは「リンパ系」と総称され、体の水分代謝や老廃物の排出、そしてとても大切な免疫系も担っています。
そんなリンパ系の全身からの終着点が、首の付け根周辺なのです。
全身から老廃物を回収してきたリンパ液は、首の太いリンパ管に集合し、その後鎖骨の下にある静脈に注ぎ込まれていきます。
このように、首の付け根周辺は、リンパ循環にとっても大切な部位であることがわかります。
ではこのリンパ系の重要な部分である首の付け根周辺の筋肉が、ガチガチに硬くなっていると、リンパはどうなるでしょうか?
リンパの流れも筋肉が硬くなっていく部分では滞りがちになります。
リンパ系には心臓のようなポンプはない為、筋肉がその代わりをします。つまり、柔軟性に欠けた筋肉では、十分なポンプ作用が得られずに、リンパの流れが滞ってしまうのです。
筋肉が凝っている、硬くなった状態を長期間放置すると、首だけではなく全身のリンパの流れが悪くなりがちになり、顔のむくみや足のむくみなど、細いリンパ菅から余計な水分や老廃物を溜めてしまいがちとなるのです。
また、リンパ系にはリンパ節で免疫系として働く機能もありますから、首こりの放置は免疫力の低下を招いてしまう可能性もあります。
このように首の周辺は、とても大切な部位で、しっかりとケアをすれば、健康の面でも予防的な効果があるのです。
首こり改善が、「全身のむくみ」体質ケアにつながる⁈
首こりを放置すると、全身のリンパ循環に影響し、長期的には全身のむくみにもつながりやすくなります。
次のような症状が見られる方は、すぐにケアが必要です。
- 鎖骨のくぼみが硬い
- 顔がむくんで改善しにくい
- 肩が盛り上がって、首が短く見える
- 足首が太くなってきている
- 最近、太りやすくなってきた
- 肩こり、首こりがつらい
- イライラしやすい
- 疲れが取れない
- お腹がでてきた
- 体温が、35度台
これらは症状の原因の一つには、全身のリンパ循環が悪くなり、結果的に全身のむくみなどにまで影響があります。
日常的に、体のどこかにむくみが症状として現れている場合、足首ならば足のツボを押すで部分ケアだけでなく、全身の体質改善につながるケアが早期解決になります。
まずは、自分の一番の原因となっている部分からの改善が最短、最速解決の近道です。
ひどい首こりは放置しないで、最善のケアをスタートしましょう。
まずは首こり解消のリンパマッサージや、自分で押せる、首こり改善のツボ3選などを、毎日少しずつでいいので、行ってみてください。
毎日のリンパマッサージでむくみをスッキリ!
ここまでで首こりとむくみの関係がわかってきたと思います。
日々、むくみがひどくなってくると、太ってきたように感じてしまいます。実際に、30歳超えてくると基礎代謝も落ちて、以前より5キロから8キロぐらい体重が増加している方も多いと思います。
特に「顔だけが大きい気がする」「首がむくんで、短く見える」「下半身だけが太った」などの全身のバランスも崩れた方は要注意です。
以前より太って見える、体重増加の原因は、むくみにある可能性もあるのです。
こんな時には、むくみの改善が最優先です。食事面を抑えたダイエットでは、効果が出ないだけでなく、本来の健康的な美しさが損なわれてしまいます。
また、むくみがある段階でのトレーニング、運動も逆効果になることもあります。
その理由としては、むくみがある、筋肉が凝って硬くなっている状態では、良い筋肉がつきづらくなります。無理に運動をしようとすると、関節部分に負担がかかります。
トレーニングや、エクササイズ前に、最優先に行うことは、筋肉のこりをほぐすこと。
首こりや肩こりなどの体の硬結(こり)をほぐし、リンパの流れを改善して、体内の循環環境を整えると、よりむくみが改善されやすくなり、結果的なダイエット効果も高まります。
太っている、筋肉が凝っている状態で、曲げにくい関節を動かそうとして無理をすると、通常エクササイズ以上の負担がかかってしまい、腰痛や膝痛などの原因となることもあります。
患者様によっては、他に何をせずとも、首こりのケアをしただけでむくみが取れ、全身のボディラインがスッキリする方も少なくありません。
本格的な首こり解消の方法は、首こり解消には、経絡リンパマッサージがおすすめ!その理由をプロが解説もご参考になさってください。
首こり、むくみを改善した後に、筋肉を鍛えるトレーニング、エクササイズが、身体に無理なく、効果を最大限に発揮します。
なかなか改善しない首こりは、専門家にご相談ください。
銀座ナチュラルタイムでは、開院当初から首こり専門治療を行っていて、二十年以上に渡って、「首こり」の時代の変化に対応しつつ、首こりケアを重点的に行ってきました。
私の書籍にも、首こりについて本がありますが、ご自宅でも簡単にできるセルフマッサージを指導してきました。首こりは、今後の社会問題にもつながる問題です。今後のコラムでも、お役に立てる方法をご紹介させていただきます。
「首こり」と「むくみ」は表裏一体。つまり、一緒に改善することができます。
1番の予防は、姿勢とストレスを溜めないことでもあります。首こりもむくみも改善できる一石二鳥のリンパマッサージを習慣づけることで、健康面でも美容面でも輝くひとになりましょう!
今日から、自分のカラダと向き合い1日1分からでもセルフケアをスタートさせましょう。
なかなか改善できない首こりの場合は、首こり専門のリンパマッサージが必要となっている場合もあります。お気軽にご相談ください。
最高級のリンパマッサージを体験しませんか?
この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。
銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、
オーダーメイドの施術にて解決まで導きます。首こり、腰の痛み、疲れやすいなど、お身体の悩みだけでなく、日々のパフォーマンスを上げたいなど 様々なニーズにお応えします。
総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。
美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。身体が変わることで人生が変わったとおっしゃる、患者様を私たちはたくさん見てきました。
是非あなたも銀座ナチュラルタイムの治療で人生を変える体験をしてください。
初診の方はこちらから24時間予約が可能です。
あなたにお会いできることを心よりお待ち申し上げております。
(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。