リンパマッサージが気持ちいいと感じる理由
背中のこりをマッサージ&ストレッチでケアする方法
背中のこりは、万病の元!
背中は、自分では手が届きにくく、ケアがしづらい部分。
背中のこりが辛い時、どうしたらいいか困っている人も多いのではないでしょうか?
またこの背中のこりは、放っておくと、実は他の症状まで引き起こすことがある事をご存知ですか?
この記事では、背中のこりが起こる原因や、注意する必要がある病気、改善するための簡単なストレッチなども合わせてご紹介します。
背中のこりはなぜ起こる?その原因はなに?
当サロンでも、首肩こりや腰痛はよくお聞きする症状ですが、背中のこりだけを訴えて来院される方は少ないです。実際背中のこりは、首肩こりや腰痛に比べて、自覚しにくい症状であると言えます。
しかしその背中のこりを自覚する頃には、実は体全体がとても辛い症状になっている場合も少なくありません。この背中のこりはなぜ起こるのでしょうか?
多くは、不良姿勢による筋肉の疲労、背中に負荷のかかる作業、加齢による靭帯や軟骨、骨の劣化から起こるものが多いです。
靭帯や軟骨、骨が問題の場合には、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、骨粗鬆症(またそれにより起こりやすくなる脊椎圧迫骨折)なども背中にこりや痛みが起こることがあります。
現代社会では、ストレスによる緊張や、長時間のデスクワークやパソコン・スマホの使い過ぎも背中に負担をかける要因になっています。
また天気や湿度の変化による神経痛なども背中のこりに影響します。
背中の痛みが出た時、注意する病気
背中のこりや痛み以外にも、頭痛や吐き気、ヘルペスなどの肋間の痛みを伴う時もあります。
背中のこりや痛みが現れた場合に、疑うべき、注意が必要な病気があります。
以下のような内臓疾患の場合も背中のこりや痛みが症状として現れることがあります。
- 脈管系(心筋梗塞や狭心症、腹部大動脈瘤、腹部大動脈解離など)
- 消化器系(胃・十二指腸潰瘍、胆石症、急性膵炎、膵臓がんなど)
- 泌尿器系(膀胱炎、腎盂腎炎、膀胱がん、腎結石・尿路結石など)
我慢できない急激な痛みや息苦しさ、動悸、胸の痛み、高熱、脂汗、意識を失うなどの症状が見られる場合は、医療機関で緊急な処置が必要になることもありますので、その場合は早めに病院への受診をお勧めします。
背中はとても大切な場所
背中は、心身共に影響が大きい大切な部位でもあります。背骨を中心にたくさんの神経系も関係する背中はとても重要な場所です。
筋肉の収縮を行うための運動神経や内臓の働きに関係する自律神経、また皮膚や筋肉、血管、内臓などからの刺激を感じる感覚神経もこの脊柱の間から神経が出ています。骨の状態が悪くなると、この神経系にも影響が出ることがあります。
それだけ重要なポイントが慢性的にこってしまうと、体の色々な動きや働きに影響を及ぼしていきます。
また背中のこりは、慢性的な疲労感が抜けず、メンタル面にも悪影響を及ぼします。更年期障害や自律神経失調症などにも関連してきます。
背中のこりを放置することは、万病に影響を及ぼす恐れがあります。
背中のこりが気になる人は、半健康症候群かも
背中のこりが慢性的でいつも気になってしまう人は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
背中のこりをケアするストレッチ&マッサージ
- 背中を温める
湯船に浸かったり、シャワーを当てるなどして、背中を温めましょう。
またホットパックを当てるのもおすすめです。 - ストレッチをする
脊柱起立筋をイメージしてストレッチを行う。脊柱起立筋は、首肩こり、背中のこり、腰痛などの予防に関連する筋肉。上半身のバランスを整えたり、正しい姿勢を保つのもに使う。
①うつ伏せから膝を立てて両手をつく。肩の真下に手が、腰の真下に膝がくるようにする。②首を内側に曲げて、背中を丸めて背中全体を伸ばす。息を吐きながらお腹をへこませる。③ 膝を曲げて腰を下ろし、両手を前方に伸ばす。①から③を5セット行う。 - セルフケアマッサージを行う
①脚をさする片手のひらを足首に当て、脚の付け根まで、手を交互に動かしてさする。リンパを足の付け根まで流すイメージで行う。反対の足も同様に。
② 背中をさする両手の親指を背中のなるべく高い位置に当て、おしりに向かってゆっくりと左右の手を交互にさすりおろす。次に同じ位置を親指で上から下に向かって押す。背中を少し反らし、親指に力を入れるようにするのがポイントです。
これらのセルフケアは渡辺佳子総院長の著書である、
美腹リンパダイエットバイブル
カラダ美人になる 経絡リンパマッサージ&ツボ
から一部抜粋いたしました。より詳しいセルフケアの方法は、著書をご参考になさってください。
まとめ
背中のこりは、セルフケアはいかがでしたか?
自分でもケアしづらい背中のこり。
背中のこりは、ひどくなってくると、なかなか自分で改善するのが難しい部位です。
セルフケアやストレッチなどでも、良くならない背中のこりは、早めにプロにおまかせするのがおすすめです。
ご自分でするマッサージは、そこまで強い刺激は出来ないことが多いですが、家族などにマッサージしてもらう時、背骨や肩甲骨、骨盤(仙骨や腸骨)、肋骨などをこりと間違えて強く押してしまったり、強すぎる刺激は、身体に無理な負担を加えてしまう恐れがあります。
表層の筋肉だけではなく、深部の筋肉まで背中のケアを的確にしっかりと行うことで、血液やリンパの流れが促進されて、全身の巡りがさらによくなります。巡りが良くなることで、体の隅々まで栄養が届きやすくなり、余分な水分や不要物の回収もスムーズになり、代謝もアップします。
背中の筋肉を柔軟にすることで、骨や靭帯にかかる負担も軽減されます。
プロが行うケアで、背中のこりが改善された時の効果は、思った以上の変化を実感される方も少なくなりません。慢性的なこりの方や、背中のこりだけではなく全身的な症状に悩まれている方は、早めに専門家にご相談されることをお勧めします。
早めのケアで巡りの良い、パワフルな身体を目指しましょう!
背中のこりでお悩みの方、ご相談ください。
この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。
銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、オーダーメイドの施術で、解決まで導きます。
慢性的な背中のこり、首こり、足のむくみ、腰の痛み、疲れやすいなど、お身体の悩みだけでなく、日々のパフォーマンスを上げたいなど 様々なニーズにお応えします。
総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。
美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。背中のこりが、一過性のものなのか、病気が潜んでいるのか、ご自身だけの判断は難しいかもしれません。いつでもご相談ください。
初診の方はこちらから24時間予約が可能です。
あなたにお会いできることを心よりお待ち申し上げております。
(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。