乾燥肌を内側から治す、リンパマッサージのやり方

乾燥肌に悩んでいる女性
目次

乾燥肌にはリンパマッサージがおすすめ

乾燥肌にはリンパマッサージ

かさかさとした乾燥肌は、つらいですよね。秋から冬にかけて、空気が乾燥してくる時期には、スキンケアがとても大切になります。

保湿効果のある、化粧品を使って、積極的な皮膚の保護に努めるのは大切なことですが、人間の体が持っている、肌のバリア機能を最大限に高めることも同じくらい大切です。

特に乾燥肌の対策には、オイルを使ったリンパマッサージがおすすめ!

体の内側から、肌のバリア機能を高め、外側からは、オイルによる保湿効果が期待できます。

このコラムでは、なぜリンパマッサージが乾燥肌の対策として効果的なのか、詳しく解説し、スキンケアとして効果的なリンパマッサージのやり方をご紹介します。

肌が乾燥する原因はなに?

乾燥肌が気になる女性

肌の乾燥の原因は、ずばりお肌のバリア機能の低下です。それらが起こる要因は、紫外線、加齢、生活習慣などがあります

紫外線

太陽がまぶしくて、紫外線が気になる女性

紫外線はシミやシワ・たるみなどさまざまな肌老化の原因になると言われています。肌の表面にダメージを与えて日焼けを起こし、角質層から水分を奪います。

リンパ管は体内の老廃物を排出する機能を担っています。肌では真皮に存在していますが、紫外線によって機能が低下することが知られています。

老廃物がうまく排出されなくなると、肌循環が悪くなり、乾燥だけでなく様々な肌トラブルにつながります。

加齢

加齢による乾燥肌が気になる女性

年齢とともに水分、皮脂、セラミドなどの細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)は減る傾向にあります。これらが減少すると、バリア機能は低下しやすくなります。

生活習慣


乾燥肌の原因となる、3つの健康習慣

睡眠不足、運動不足、栄養の偏った食事は肌のターンオーバーを乱します。

浅い眠りが続くと筋肉の緊張や血管収縮につながり、胃腸の働きの低下、血行不良、皮脂の過剰分泌をひきおこします。

深い質の良い眠りは成長ホルモンを活性化させ、ターンオーバーのサイクルも整えます。

運動は血行やリンパの流れを促進します。その結果、全身に栄養が行き渡り、体内の老廃物が排出されます。また身体の適度な疲労感は睡眠の質も向上させます。

腸内環境が肌に影響することは知られています。

毎日の食事からとる栄養は、肌細胞の材料となるのはもちろん、ターンオーバーを活性化させる血液の循環や代謝機能に活用されています。

乾燥肌には粘膜や皮膚を健康に保つビタミンB群が不可欠です。

肌の材料となるタンパク質や、新陳代謝を促すビタミンA、亜鉛、抗酸化作用で肌細胞を守るビタミンCやビタミンE、健やかな肌のためには多くの栄養素をバランスよく取り入れることが大事です。

また可能な限り「食べ物」で取り入れることが体への負担がなく理想的です。

空気の乾燥も肌の乾燥につながります。秋から冬にかけてはもちろんのこと、冷房でも暖房でも空気は乾燥します。湿度60~65%くらいが肌にも健康にも最適な環境と言われています。

そしてストレスも様々な機能の低下を起こし、肌に影響することも少なくありません。

このようにお肌が乾燥する原因は様々です。全部をいっぺんにどうにかしようというのは、難しいので、少しずつでよいので、意識して改善しましょう。

リンパマッサージが肌の乾燥のケアに良い理由

乾燥肌対策で足のリンパマッサージをする女性

乾燥の原因からも分かるように、リンパの流れが阻害されると肌循環が悪くなり、乾燥などのトラブルが起きます。反対にリンパ循環を良いと、肌機能は正常化します。

リンパが滞りなく流れているということは、老廃物がしっかり排出されているということ。肌すみずみまで潤いと栄養を行き渡らせるためには不要なものを出すことが大事なのです。

リンパ管は皮膚のすぐ下にもあるので、さする程度のマッサージでもアプローチできます。

またリンパは全身に流れていますので、リンパマッサージを続けていくと、全身のリンパ循環の改善につながり、体の中から、肌の乾燥を改善する手助けができるでしょう。

リンパ循環は肌の問題だけでなく、体中のシステムが正しく働くために重要です。

乾燥の原因に記述した生活習慣の改善と、リンパマッサージをあわせて行っていくことで、相乗効果が得られます。

例えば、就寝前のマッサージはストレスを和らげ深い眠りを促します。運動後の疲労物質をリンパマッサージをすることでスムーズに排泄に導きます。不要な物をしっかり排泄することで、取り入れた水分や栄養をすみずみまで行き渡らせます。

リンパマッサージはマッサージした部位だけでなく、全身へのアプローチが可能なのです。

乾燥肌が気になる人は半健康症候群かも

乾燥肌が気になる人は、半健康症候群の可能性があります。

半健康症候群イラスト

半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。

半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。

中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。

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リンパマッサージを始める前の注意点

  1. 食後2時間以内や飲酒後は、マッサージを控える。
  2. 皮膚に傷や湿疹があるときは、部位にふれずに行うか、マッサージを控える。
  3. 病気やケガをしているときや過度に疲れているときは、マッサージを控える。
  4. 妊娠の可能性があるときや、妊娠初期にはマッサージを行わない。その他の時期には、専門家に相談する。
  5. 効果を上げるために、できるだけ衣服の上からではなく、直接、素肌に行う。手や部位は清潔にしてから行う。
  6. 自分に合わせた自然なオイルやジェルを使うと、マッサージ効果がアップする。
  7. 入浴後など、体が温まっているときに行なうと、マッサージ効果が高まる。
  8. マッサージは、心臓から遠い末端部分から各リンパ節に向かって行う。
  9. マッサージは、体のバランスを考えて、上下左右など同じ回数行う。
  10. マッサージを続けても効果が見られないとき、また症状が改善しないときは、専門家に相談する。

乾燥肌のスキンケアになるリンパマッサージのやり方

スキンケアで、リンパマッサージを実践する女性

乾燥肌の人は、このリンパマッサージを毎日行ってみてください。各プロセスとも1分ずつでOKです。

リンパマッサージの詳しい手技については、こちらのコラムを参考にしてください。

  1. デコルテをさする
    デコルテをさするリンパマッサージ耳の下から反対側の脇の下まで左右の手のひらをクロスさせて交互にさすり下ろす。
     
  2. お腹をさする
    お腹をさするリンパマッサージみぞおちから脇腹まで肋骨に沿って左右の親指以外の4本の指で交互にさする。さらにみぞおちから下腹部までの中心線を左右の手のひらで交互にさすり下ろす。
     
  3. 腕をさする
    腕をさするリンパマッサージ手首から脇の下まで腕の内側を手のひらでさすり上げる。反対側も同様に。
     
  4. 脚をさする
    脚をさするリンパマッサージ足首から脚の付け根まで、脚の内側を左右の手のひらで交互にさすり上げる。反対側も同様に。

ここで紹介した方法は、渡辺佳子の著書「1分さするだけ!首リンパマッサージダイエット」から一部抜粋して紹介しております。より詳しい内容は書籍をご覧ください。

まとめ

いかがでしたか?

肌は内臓を映す鏡でもあります。体の不調や疲れは皮膚に出やすいもの。

いつもの乾燥肌ケアにプラスして、体の内側から働きかけるリンパマッサージを取り入れてみてください。

相乗効果も得られ、元気な肌の助けになるはずです。なかなか改善しない問題は専門家にご相談ください。

最高級のリンパマッサージを体験しませんか?

この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。

銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。

サロンで乾燥肌対策のリンパマッサージを受ける女性

豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、オーダーメイドの施術にて解決まで導きます。乾燥肌だけでなく、首こり、腰の痛み、疲れやすいなど、お身体の悩みや、日々のパフォーマンスを上げたいなど 様々なニーズにお応えします。

総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。

美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。身体が変わることで人生が変わったとおっしゃる、患者様を私たちはたくさん見てきました。

是非あなたも銀座ナチュラルタイムの治療で人生を変える体験をしてください。

初診の方はこちらから24時間予約が可能です。

乾燥肌が気になったら、リンパマッサージを受けよう。ご予約はこちら

あなたにお会いできることを心よりお待ち申し上げております。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。