足のだるさを解消するリンパマッサージ

目次

「足がだるい」その原因は?

冷房の効いた場所に長時間いた時や、長時間の立ち仕事やデスクワークの時、だんだんと足がだるくなってきたことはありませんか?

気づいた時には、足の太さが朝よりも太くなっていたり、履いている靴がきつく感じたり・・・

そんな時は、足を流れる血液やリンパの流れが悪くなっている状態です。

血液やリンパの流れが滞ると、足への栄養素や酸素の供給量が減り、筋肉が十分に働けなくなってしまいます。そのため、老廃物や余分な水分も溜まりやすくなって、足のだるさやむくみといった症状が現れます。

足のだるさが慢性化する、生活習慣に要注意!?

足のだるさをリンパマッサージで解消した女性

むくみは、体質的になりやすい人もいますが、食事や仕事などの生活習慣も大きく影響します。

足の流れが滞り、むくみや足のだるさを引き起こすのは、どんな時でしょうか?

日常生活の中で、足の流れを悪くするいくつかの原因をあげてみましょう。

  • 長時間の同じ姿勢
    立ち仕事やデスクワークなど長時間の同じ姿勢により、筋肉の収縮作用が働かないと、ポンプ機能が上手く働かない状態になります。血液やリンパの流れが悪くなります。
  • 運動不足による筋力の低下
    血液やリンパの流れを促すのは、筋肉の動きが大きく関係しています。運動不足により筋力が低下してくると、流れを促すポンプ機能が低下して、血液やリンパの流れが滞りやすくなります。
    また女性やもともと筋力が弱い人も、起こりやすくなります。
  • 食生活の乱れ
    塩分やアルコールの摂り過ぎによっても、足の流れが悪くなります。
    塩分の摂り過ぎは、体の中のナトリウム濃度が高くなって、細胞と細胞の間に水分を溜め込もうとしてします。そのため、血管の外に水分が出てしまい、むくみやすくなります。
    アルコールの摂り過ぎにより、血管が膨張して血管の外に水分が出てしまうことで、むくみやすくなります。
  • 冷え
    寒い季節や冷房の当たり過ぎは、体が冷えて血流が悪くなります。また冷たい飲みのや食べものの摂り過ぎも、体の中から冷やしてしまうので、冷たい物の摂り過ぎは注意しましょう。
    冷え症の対策は東洋医学からみた冷え改善法と經絡リンパマッサージにまとめてありますのでご一読ください。

足の流れを滞らせないために、まずは流れを悪くする生活習慣を減らしていきましょう。

足のだるさが長く続く場合は、病気も可能性も!

医師が足がだるい症状で可能性がある病気を伝えている図

長期間、足のだるさが続く場合は、何らかの病気が原因になっている場合もありますので、注意が必要です。足のだるさが症状として、現れやすい可能性のある病気をあげておきます。

  • 甲状腺機能低下症(橋本病)
    甲状腺ホルモンの分泌が何らかの理由で低下してしまう病気です。
    甲状腺ホルモンは、全身の新陳代謝を促進させて、体温調節や脳や胃腸の活性化など大切な役割があります。活動するためのエネルギーにも大きく関係しているので、このホルモンの低下は活動が鈍くなり、疲労感や無気力、記憶力の低下、抑うつなども起こります。その他、体温の低下や全身のむくみやだるさなども起こります。
  • 下肢静脈瘤
    下肢(足)の静脈がこぶ(瘤)のようにふくらんだ状態になる血管の病気です。
    良性の病気で、命に関わることはないものですが、ボコボコとした静脈瘤が目立ったり、足のだるさやむくみなどの症状が起こります。肥満や便秘なども、下肢静脈瘤を悪化させる要因になります。遺伝性のものもありますが、妊娠中や、長時間の立ち仕事の人も発症しやすい病気です。
  • 閉塞性動脈硬化症
    動脈硬化が進行し、血管内が狭くなったり、詰まってしまい、血液が不足する血管の病気です。
    足の動脈に起こることが多く、血液が不足するため、歩くと足に痛みが起こります。しばらく休むと改善するこの症状は間歇性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれています。
    痛みの他に、足のだるさや足がつりやすいなどの症状も現れます。
  • 気象病
    季節の変わり目や気温や湿度の変化の時など、気象に影響を受けて起こる症状の総称。
    内耳にある気圧変化を感じるセンサーの異常反応によって、頭痛やめまい、耳鳴り、ぜんそく、関節痛、うつや不安症など様々な症状が現れます。
    気圧が下がると、体温調節や血液循環、代謝や排泄などに関係する自律神経のバランスも乱れます。そのため、足のむくみや重だるさも出やすくなります。

以上の病気だけではなく、心臓や肝臓、腎臓などの障害や他の病気が潜んでいる場合もあります。また病気ではありませんが、生理や妊娠なども影響が出る場合があります。

足の重だるさが以前よりもひどくなっている場合や、長い期間、足のだるさが気になっている場合は、自分で安易に判断せず、早めに専門家に相談しましょう。

足のだるさ改善するリンパマッサージ方法

足のだるさを改善するリンパマッサージの方法について

ここからは、足のだるさを改善するためのセルフケアリンパマッサージの方法をご紹介します。

このリンパマッサージを行う際は、オイルやジェルなど肌質にあったもの使って行うと手のすべりが良くなり、より効果的です。また足が冷えている時は、お風呂や足浴後に足が温まってから行うとよいでしょう。

リンパマッサージで使う手技については、リンパマッサージの基本手技をプロが徹底解説にまとめてありますので、最初にご参考になさってください。

  1. 足の裏を親指で押す

    足の裏のリンパマッサージ

    足の裏全体をまんべんなく左右の親指で押す。
    体重をかけながら押すのがコツ。
    反対の足も同様に行う。

  2. ふくらはぎの内側を体重をかけて押す

    足の内側を手の平で押すリンパマッサージ

    あぐらをかくように座り、ふくらはぎの内側を両手の手のひらで押す。
    足首から膝まで位置を少しづつ、ずらしながら手に体重を乗せるようにおす。
    反対の足も同様に行う。

  3. ふくらはぎを膝までさする

    足のだるさを解消するリンパマッサージ

    足首の内側に両手の親指をそろえて当て、両手で同時にふくらはぎを膝までさする。
    上半身を大きく後ろに引くようにさするとより効果的。反対の足も同様に行う。

注意事項

効果が出にくい場合は、カウンセラーにご相談ください。
ここで紹介した方法は、渡辺佳子の著書「経絡リンパマッサージ セルフケアBOOK」(西東社)から一部抜粋して紹介しております。セルフケアを専門的に続けたい方は、書籍をご覧ください。

まとめ

マッサージは、自分の体を大切にする時間として、少しづつでも毎日続けていただくのが効果的です。

長く続けるコツは、気持ちがいい強さで行うこと。慣れてきたら、テレビをみながらとか、ながらで行うのもよいでしょう。

また、マッサージと合わせて、入浴中は湯船に浸かり、半身浴をすることで、血行を良くしたり、ウォーキングや筋トレなどの運動で筋肉を鍛える、足の筋肉の柔軟性を高めるためストレッチをするなど、一緒に行うとより効果的です。

セルフケアとして、このリンパマッサージをしっかりと行って、足のだるさを改善して、元気で幸せな毎日をお過ごしください。

なかなか思うように結果がでない、不快な症状がなくならない方は、初診おまかせコース60分をご予約いただき、ご相談ください。遠方の方で、御来院できない場合も、お電話やzoomなどのオンラインツールを使って、お話させて頂きます。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。