リンパマッサージはバストアップに効く?!その理由とセルフケアの方法をプロが解説

目次

女性のカラダのコンプレックスの上位はバスト!?

女性が自分の体でコンプレックスを感じている部位は、脚やお腹と並んで、実は「バスト」も上位に入ってるようです。私たちのサロンでも、女性の患者様からバストのお悩みについて、ご相談を受けることも意外と多いのです。
小さかったり、大きすぎたり、離れていたり、垂れていたり・・・
バストの悩みは、人それぞれです。全身のバランスと比較しても、大きかったり、小さかったりするのは、気になるものです。大きさや形の美しさは、多くの女性が求めているバストであると思います。
この記事では、バストのお悩みでも多い「バストアップのための自分で出来るリンパマッサージバストケア」についてご紹介していきます。

バストは健康と美容のバロメーター

バストアップのケアをする前に、あなたは自分のバストが今どんな状態か知っていますか?それは、見た目の大きさや形だが大切なのではありません。
美しいバストそれは、健康なバストであるということ。
ここでは、美しい健康なバストのポイントをご説明します。
あなたも鏡の前に立ち、自分の手でバストをチェックしてみましょう。

セルフチェックしてみよう!美しいバスト5つのポイント 

バストのセルフチェックをする女性

  1. 柔らかい
    胸の周りの筋肉にこりがなく、柔らかいのは血液やリンパの流れがいい状態です。
    良質な筋肉と脂肪がやわらかさを作ります。
  2. ツヤがある
    体のエネルギーが充実していれば、肌もツヤがあって美しいバストに。逆にカサカサしているバストは、体の流れが滞り、内臓の不調や肌の老化が生じる場合も。
  3. 血色が良い
    顔色と同じで、ほんのりピンク色でくすみのないバストは、栄養が行き渡ってる健康なバストの証。
  4. 弾力がある
    指でバストをつまんだ時に、皮だけではなく、お肉もつまめるのが弾力のあるバスト。体のエネルギーも充実して、血液やリンパの流れもいい状態です。
  5. 輪郭がある
    大きさに関わらず、輪郭があることが大切。バストの形が崩れたり、流れてしまっている場合は、胸周りがむくんでいる可能性も。

セルフチェックはいかがでしたか?

なかなか自分でもバストの状態をよく観たり、触ったりしない人もいたかもしれません。ですが、お悩みの改善や理想のバストを目指すには、今のご自分のバストの状態をしっかりと認識しておくことが大切です。できれば、毎日の中でご自分のバストの状態を観る時間を取り入れてみましょう。毎日観ていくと、よりバストの変化がわかるようになります。

知っておきたい「バスト」の構造について

バストアップに効果的なリンパマッサージを始める前にまずバストをよく知ることから始めましょう。

バストの解剖図

乳房は乳腺という母乳をつくる組織とその周囲の脂肪、その間にはりめぐらされた血管、リンパ管、神経などに よって形づくられていて、それを大胸筋が支えています。

成長するとバスト(乳房)は、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響を受けて変化します。生理前の黄体期は、バストが張って硬くなり、 乳頭の感覚も敏感になります。

バスト(乳房)の本来の役割は、赤ちゃんに母乳を与えるためのもの、授乳するための大切な器官です。妊娠が成立して女性ホルモンが増加すると、乳管が発育してバストは大きくなり、乳汁分泌の準備を始めます。出産すると、ホルモンの働きで母乳の分泌が始まります。

今の時代は昔に比べて、妊娠や出産のタイミングが遅く、回数も少なく、授乳期間も短くなっています。その一方で生理痛や月経不順など婦人科系のトラブルも増えてきています。女性は、女性ホルモンの分泌の変化により、バストだけではなく子宮や卵巣などの体や精神的なことも影響を受けています。

まずは健康なバスト、健康な体を目指すことが、美しいバストに変わる近道でもあるのです。

リンパマッサージがバストアップに効果的な理由

リンパマッサージがバストアップに効果的な理由の一つは、バストまわりはリンパがたくさん集まっているということです! 

胸周辺のリンパ節

ではリンパとは一体何でしょう?

私たちのからだには静脈に沿ってリンパ管と呼ばれる管が無数にあり、全身にはりめぐらされています。リンパ管の中を流れているのがリンパ液で、リンパ管の途中にあってフィルターのように働くのがリンパ節です。これらを総称してリンパと呼んでいます。

全身のリンパ節

リンパの働きとは

リンパには浄化と免疫という2つの大きな働きがあります。

浄化作用

血液が静脈を通過するとき、血管内の老廃物や余分な水分は、並走するリンパ管へ移されます。リンパ液によって運ばれる体内のさまざまな不要物は、わきの下や鎖骨まわり、脚の付け根(そけい部)、ひざの裏などにあるリンパ節を経由してろ過されながら、鎖骨の下にある太いリンパ管に合流し、再び静脈に注がれて、さまざまな臓器を経由して最終的に尿や汗として体外へ排泄されます。

免疫作用

リンパは、病気やケガをしたときに病原体や異物からからだを守る免疫という重要な役割も担っています。免疫とは、細菌やウイルスなどが体内に入ったとき、それらを排除する力のこと。

マクロファージのイラスト

リンパ節には白血球のなかでも菌の最前線で働くリンパ球や、異物を処理するマクロファージなどが含まれていて、それぞれの機能が協力することで、病気にかかりにくくするシステムを作り上げています。フィルター役のリンパ節の働きが悪いと、老廃物や余分な水分の回収がうまくいかず、リンパ節を押したときに痛みが出たり、周囲がむくんで水太りのような状態になったりします。このような状態が慢性化すると、免疫機能はうまく働かなくなり、風邪をひきやすくなったり、病気が治りにくくなったりします。

このようにリンパの浄化と免疫の働きはとても重要です。

そして、バスト周りにはこのリンパがたくさん集まっているのです。

自分でリンパマッサージなんてできるの?と不安に思う方もいると思いますが、リンパの多くは、皮膚のすぐ下、血管の静脈の近くを流れています。比較的表層にあるため外からアプローチすることが可能です。

たとえば、自分の手で正しくバストをさするだけでもいいのです。さするだけでもその部分の血行やリンパの流れがよくなるので、むくみが改善され、筋肉の緊張もほぐれ、リラックス効果も得られます。

また、深部にあるリンパは、筋肉を刺激することで、流れが促進されます。効率よくリンパを流すためには、さするマッサージに加え、もむ、押す、たたくなど圧をかけたマッサージや筋肉を伸縮させるストレッチを行うと効果的です。

筋肉がしなやかであることもリンパとバストアップに欠かせないポイントです!

実はコリがバストアップの妨げに?!

サイズが小さいと悩んでいる方は間違いなく胸まわりがかたいのです。コリをとり、胸まわりをやわらかくしてあげるとバストアップしたという方が数多くいらっしゃいます。

肩こりのつらい女性のイラスト

現代人はパソコン作業などで前かがみの姿勢が続いたり、下着で胸を締め付けすぎたりすることで、胸筋と胸の靭帯に脂肪がついていたり、コリにより肩や首に血液やリンパ液が流れにくくなっている場合が多いのです。

コリとはおもに筋肉の疲労のことをいいます。デスクワーク、家事、育児など、私たちの生活のほとんどの動作はからだの前で行うことが多く、似たような動作を繰り返します。肩を上げ下げする、指を動かすなど、同じ動作で同じ筋肉を使い続けると、筋肉は疲労してしまいます。

また、前かがみの猫背姿勢は胸部を圧迫し、胸まわりのめぐりを悪くすることがあります。それが長く続くと、大胸筋などの筋肉をかたくし、本来の働きが低下してしまいます。その影響がバストに及んでかたくなり、弾力がなくなって、形が崩れてしまっているケースも。

このように筋肉は美しいボディラインを作る大切な要素の一つですが、さらにリンパの流れを促すという働きも担います。

リンパの流れ方は、非常にゆっくりです。血液は心臓を起点にして体内を循環していますが、リンパは手足から心臓へ向かう一方通行で、筋肉の収縮・弛緩がポンプの代わりとして働き、より中心へと送られます。筋肉は、収縮したときに周囲のリンパ管に作用してリンパ液を押し出すという働きをしているのです。

筋肉がコリなどでかたくなるとこの働きに影響し、リンパの流れが悪くなり、むくみやすくなってしまいます。だから、リンパの流れをスムーズにするためには、歩行や適度な運動、リンパマッサージなどを行って筋肉を刺激する必要があるのです。

リンパの流れが悪いとむくみやコリがでやすく、さらにリンパが流れにくい悪循環に。

そしてバストは縮こまってしまいます。

先に述べましたが、バストのまわりにはリンパがたくさん集まっています。

リンパマッサージでリンパの流れをよくすることでバストアップがかなうのです。

リンパマッサージをおこなう前のポイント 

リンパマッサージの注意するポイント

では実践する前にポイントをQ&Aでご紹介します。

Q.リンパマッサージはやればやるほど効果がある?
A.やりすぎはNG。目安を守って。

1日1回がおすすめです。まとめてやるよりも、毎日継続していくほうが効果的です。また1回に行うリンパマッサージの長さは、時間にして15分程度、2~3種類のプログラムを行うようにしましょう。

Q.痛いほど効くの?
A.気持ちがいいと感じる強さで。

バストまわりはとてもデリケートな部分です。グイグイと力を込めてもんだり、痛いほどの強さで押したりすると、大切な組織を壊しかねないので禁物です。気持ちがいいと感じる強さで行ってください。また、リンパが滞っている部分や冷えがひどい部分、こっている部分は、リンパマッサージをすると痛く感じることがあります。その場合も優しく行ってください。

Q.マッサージオイルは使ったほうがいい?
A.オイルを使うとさらに効果的。

手の滑りをよくして、マッサージ効果を上げるために、マッサージオイルやクリーム、ジェルを使うことはおすすめです。肌質に合ったナチュラル素材のアイテムを選ぶようにするといいでしょう。

Q.いつやるのがもっとも効果的?
A.お風呂上りがベストです。

朝でも夜でも、時間帯はいつでもOKですが、ベストはお風呂上り。からだが温まっているときに行うと効果がアップします。また、肌に直接触れてマッサージをするので、マッサージする部位や手指が清潔に保たれるお風呂上りは、絶好のマッサージタイムです。

Q.やってはいけないときはあるの?
A.マッサージを行うときは、以下の点に注意して行ってください。

  • 手、指と行う部位は清潔に
  • 疲れがひどい、病気やケガある、体調の悪いときは行わない
  • 妊娠の可能性がある、または妊娠初期は無理に行わず、医師や専門家に相談を
  • 食後2時間、飲酒後は控える
  • 皮膚に傷や湿疹がある場合は、その場所を避けるか行わない
  • 不調の症状が重い場合はすぐに専門家に相談を
  • リンパマッサージを行ってからだに異常や違和感があったら、直ちにやめて専門家に相談を
  • リンパマッサージのあとは、十分な水分をとる

バストアップにつながるリンパマッサージのやり方

基本のマッサージステップをご紹介します。左右1分ずつ行ってください。

  1. バストの周囲をさする
    親指以外の4本の指を手と反対側のわきにあてる。バストの丸みに沿って、ぐるりと円を描くようにさする
    ☆デリケートな部分なのでやさしくなでるようにさする。
  2. バストの周囲をもむ
    親指以外の4本の指を手と反対側のわきにあてる。バストの丸みに沿って、クルクルと円を描くようにもむ。反対側も同様に。
    ☆かたいところ、コリなどを表面からゆっくりとほぐす
    ☆気持ちいい程度の強さでもむ
  3. バストの上下をさする
    両手のひらをバストの上と下にあてる。上の手は中央からわきへ、下の手はわきから中央へ、バストの丸みに合わせてさする。
    ☆バストの丸みに合わせてやさしくさする
  4. バストを下からたたく
    両手のひらの中央をくぼませ、左右の手を交互に動かし、バストを下から持ち上げるように、パコパコとやさしくたたく。反対側も同様に。
    ☆たるんで下がった部分を引き締めるようにやさしく軽めにたたく

いかがでしたか?

自分でできるリンパマッサージをご紹介しましたが、頑固なコリやリンパのとどこおりのケアはセルフケアでは難しいことも・・・。

そんな時は毎日のセルフマッサージに加え、専門家の施術を月に1回程度受けられると、より効果を実感できると思います。

また、不安な問題がある場合はすぐに病院へご相談下さい。

効果が出にくい場合は、カウンセラーにご相談ください。

ここで紹介した方法は、渡辺佳子の著書「セレブなボディをつくる「美バスト経絡リンパマッサージ」から一部抜粋して紹介しております。より詳しい内容は書籍をご覧ください。

プロフィール画像
この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。