リンパマッサージが痛い?3つの理由と対策を徹底解説!
「肩がこんもり盛り上がって、首が短く見える」「写真に写った自分の顔が、大きく見える気がする」——パソコンやスマホの時間が長い方から、こうしたご相談が増えています。
先に結論をお伝えすると、肩の盛り上がりの多くは、骨が太いのでも筋肉で鍛え上がったのでもなく、「こり」「むくみ」「姿勢」の3つが重なってできた厚みです。原因が重なりものである以上、ほどいて巡らせれば、変えられる余地があります。
この記事では、盛り上がりの正体の見分け方、ボトックスを検討する前に知っておきたい「打たない」整え方、そして自宅でできるセルフケアまでをお話しします。

肩の盛り上がりには、大きく3つのタイプがあります。
まずご自身がどれに近いかを見分けることが、遠回りしないための第一歩です。
こり・むくみ型(もっとも多いタイプ)
僧帽筋(首から肩・背中に広がる大きな筋肉)が硬くなり、そこに排出されるはずだった水分や老廃物がたまって厚みになっているタイプ。押すと硬く、だるさや肩こりを伴います。
姿勢型
巻き肩・猫背で肩が前に入り込み、首の付け根が実際より盛り上がって「見える」タイプ。こり・むくみ型と併発している方がほとんどです。
骨格・筋肉型
生まれつきのいかり肩の骨格や、トレーニングで発達した筋肉そのものによるタイプ。正直にお伝えすると、骨格や筋肉そのものをマッサージや鍼で「なくす」ことはできません。
ただしこのタイプの方でも、上にこりとむくみが重なって実際以上に大きく見えているケースは多くあります。
なお、盛り上がりが短期間で急に大きくなった場合や、痛み・しびれ・発熱を伴う場合は、セルフケアの前にまず医療機関を受診してください。
パソコン、スマホ、家事、育児。私たちの日常動作は、ほとんどが「体の前」で行われます。
腕を前に出し続けると、首から肩の筋肉は頭と腕を支えっぱなしになり、少しずつ硬くなっていきます。

筋肉が硬くなると、その中を通る血液やリンパの流れが滞ります。
すると本来排出されるはずの水分や老廃物が僧帽筋のまわりにたまり、厚みとなって盛り上がる——そしてその厚みがさらに動きを妨げ、また滞る。
この悪循環が、肩の盛り上がりの正体です。だからこそ、表面をぐいぐい揉むだけでは奥の滞りが残り、数日で元に戻ってしまいます。
この状態を放っておくと、見た目だけでなく、深い呼吸がしにくくなったり、緊張性の頭痛や腰への負担につながることもあります。
「病気ではないけれど、本調子でもない」——そんな状態のサインは肩以外にも現れます。
あわせてリンパの流れが悪いと起こる症状・サインでセルフチェックしてみてください。
また、肩の盛り上がりと首こりは表裏一体です。首の状態が気になる方は首コリの原因は何?もご参照ください。
「肩の盛り上がり」で検索すると、肩ボトックスの情報が多く出てきます。それぞれの選択肢を、立ち位置ごとに整理してみます。

肩ボトックス(美容医療)
薬剤で筋肉の働きをおさえる医療行為です。適応やリスクの判断は医師の領域ですので、検討される場合は医療機関で十分に相談なさってください。
セルフケア・ストレッチ
毎日の下支えとして大切です。ただし、すでに硬くなった深部のこりと滞りを自分の手だけでほどくのは、なかなか難しいのも事実です(やり方はこの記事の後半でご紹介します)。
鍼灸 × 経絡リンパマッサージ(当院のアプローチ)
鍼で深部の硬くなった筋肉をゆるめ、経絡リンパマッサージでたまった水分と老廃物を流す。何かを足して抑え込むのではなく、体が本来持っている「巡り」を取り戻すことで厚みをゆるめていく考え方です。
こり・むくみ型、姿勢型の盛り上がりは、この方法で整えていけると考えています。

体感ではありますが、「肩の盛り上がりが気になる」と来院される方のほとんどは、筋肉が「太い」のではなく「硬くて、むくんでいる」状態です。
触れてみると、筋肉本来の弾力がなく、ひんやりと冷えていることが多いのです。
もうひとつ、長年の臨床でお伝えしたいのは、肩の盛り上がりは、肩だけを触っても変わらないということです。
僧帽筋は首・肩甲骨・背中につながり、鎖骨まわりや腕の状態にも引っ張られています。
私が施術で肩そのものに触れるのは、実は後半です。
首、鎖骨まわり、腕の流れを先に開いてから肩に向かうと、同じ肩でもゆるみ方がまったく違います。
施術を重ねた方から「肩が軽い」に続いて「首がすっきり見える気がする」という声をいただくことがあります。
個人差はありますが、盛り上がりが「こりとむくみの重なり」である方ほど、変化を感じていただきやすい印象です。
銀座ナチュラルタイムでは、国家資格を持つ施術者が、まずあなたの盛り上がりがどのタイプかを触れて確かめるところから始めます。
そのうえで、鍼で深部のこりをゆるめ、経絡リンパマッサージで滞りを流す施術を、お一人おひとりに合わせて組み立てます。

「自分の盛り上がりはどのタイプ?」——まずは初回で、触れて確かめてみませんか。
初めての方のご案内・ご予約はこちら施術の間の毎日を下支えするセルフケアを、総院長・渡辺佳子の著書『メディカルリンパマッサージ』から抜粋してご紹介します。
ポイントは、腕から始めて、流れの出口を先に開いていくことです。

腕全体をさする——手首を手のひらで包み、手首から肩先、脇の下へ向かってさすります。

肩を両手でさする——背中・肩の後ろから鎖骨に向かって、両手で交互にさすります。反対側も同様に行います。

首と鎖骨をさする——まず反対側の4本の指で、鎖骨に沿って肩先へ。続けて耳の下に指をあて、首の側面を鎖骨まで下ろします。左右とも行います。

ツボ・肩井(けんせい)を押す——首の付け根と肩先を結んだ線の真ん中。硬いとツーンとひびくポイントです。首こり・肩こりのケアにも用いられるツボで、痛気持ちいい強さまでにとどめます。

肩を両手で叩く——手のひらをくぼませて、リズミカルに両肩を叩きます。片手ずつ交互に行ってもかまいません。

強く押さない、同じ場所を長く続けない、爪を立てない、冷えているときは温めてから——この4つだけ守ってください。
さする際の力加減や手の使い方の基本は、リンパマッサージの正しいやり方で図解しています。
また、肩の盛り上がりと表裏一体の「首こり」の状態は、自分では判断しづらいものです。
LINEで簡単にできるチェックテストをご用意していますので、ぜひお試しください。
Q. どのくらいで変化を感じられますか?
状態によるため一概には言えませんが、こり・むくみ型の方は初回の施術後に肩の軽さを感じていただけることが多い印象です。
盛り上がりの厚みは積み重なってできたものなので、整えるのにも一定の期間をみていただくことをおすすめしています。
Q. 骨格や筋トレでついた筋肉による盛り上がりも変わりますか?
骨格や筋肉そのものを施術で小さくすることはできません。
ただ、その上にこりやむくみが重なって実際より大きく見えている場合は、その分をゆるめていくことはできると考えています。
Q. 肩ボトックスとどちらがよいですか?
ボトックスは医療行為のため、適応やリスクは医師にご相談ください。
当院がお手伝いできるのは、薬剤を使わずに、こりと滞りをほどいて巡りから整えていく方法です。
まず体に何かを足す前に、いまの巡りを取り戻してみたい——そんな方に選んでいただいています。
肩の盛り上がりの多くは、こり・むくみ・姿勢の重なり。
つまり、あなたの体が「巡りが滞っていますよ」と教えてくれているサインでもあります。
毎日のセルフケアで下支えしながら、深部のこりと滞りは施術でほどく。
その両輪で、首すじのすっきりした本来のラインを取り戻していきましょう。
銀座ナチュラルタイムは、銀座で30年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
総院長・渡辺佳子は経絡リンパマッサージの創始者として、著書70冊以上・監修誌1000誌を超える経験を、お一人おひとりの施術に注いでいます。
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事 東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。